更新日時:2022.12.28
【U-23日本代表】唯一F2から選出されたマルバ水戸FCの松本悠佑「マルバでやってきた1対1だったりをこの4日間で出していきたい」
PHOTO BY勝又寛晃
26日から29日にかけ、高円宮記念JFA夢フィールドで行われているU-23フットサル日本代表候補のトレーニングキャンプ。
召集メンバーの中で唯一F2リーグから選ばれたのが、マルバ水戸FCの松本悠佑だ。
同世代とはいえ、カテゴリーが上の選手たちと共にプレーしてなにを感じたか。また、左利きのアラ・フィクソとしてプレーする彼の自身のの特徴やパーソナリティについても迫った。
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大学生になって本格的にフットサルを始めた
──初日のトレーニングを終えて。
F1でプレーするレベルの高い人たちが来ているので、結構心拍数が上がりました。流れも早かったですし、慣れない部分もありましたが、高いレベルでプレーすることを考えればここに慣れなければいけませんし、自分のプレーを出せるくらいの余裕を持たなければいけないと思います。特に、プレッシャーの早さを感じました。詰めてくる距離も近く、プレーをする余裕がないところがF2と違うところだなと感じました。そこはこの4日間を通して、一つずつレベルアップしていきたいです。
──この4日間、自分のどんな良さを発揮したいと考えていますか?
自分の特徴は左足だと思っています。シュートやパスというのを示そうと第一に考えています。それに加えて、マルバでやってきた1対1だったりをこの4日間を通して出していきたいです。
──F2から唯一の選出ですが、選ばれた時の心境を教えてください。
自分は上のレベルの選手ではないと思っていたので、びっくりしました。ですが、対人だったり自分が得意としているプレーを評価してもらえたと思うので、そこを存分に出しながら、ここで足りないものを見つけて、収穫としてチームに持って帰りたいです。
──そもそも、フットサルをプレーして何年になるのでしょうか?
幼稚園の頃から小学6年生までマルバのスクールでプレーしていて、中学、高校はフットサルから離れてサッカーだけをプレーしていました。大学生になって「フットサルも頑張ろう」と浅野(智久)さんからも言っていただいてから本格的に始めて、そこから数えると今が3年目ですね。最初はサッカーとフットサルを両立しながらプレーしていましたけど、気がついたらフットサルの方にハマっていて、今年からはフットサル一本に専念しています。
──ちなみにサッカーの時はどんなプレースタイルでしたか?
自分は守備的な選手なので、シュートをたくさん打つよりかはパスを味方に繋ぐことが多かったですね。
──フットサルでも同じようなスタイルでしょうか?
そうですね。パスを出したいと思っていますけど、位置が悪かったりすると上手く繋がらないということがあります(苦笑)。小学生の頃からコーチに「左足のシュートは武器だから、そこは試合でちゃんと出せるようにしよう」と言われてきたこともあって、試合中はシュートを多く打とうと意識しています。
──水戸のFリーグ参入と共に今季からF2でプレーしていますが、ここまでの感触はいかがですか?
全日本フットサル選手権で広島エフ・ドゥと対戦することがあって、その時、自分たちのチームにはベテランの選手が多くて相手が嫌がるようなマルバのフットサルを示せたかなという思いがありました。F2に参入した時も、今までやってきたことを今まで通りできる自信がありました。逆にワクワクした気持ちの方がありました。
──松本選手から見て「マルバのフットサル」はどんな特徴がありますか?
マルバは自由というか、型にハマっていなくて、個人個人の判断を大事にしてくれます。その中で1対1の部分は、マルバがスクールから教えている一番の見せ場になります。個人の発想が溢れるフットサルが魅力ですね。
──F2には強豪のしながわシティもいますが、彼らと対戦してみての感想はいかがでしたか?
F2でしながわレベルの相手と戦えるのは、すごく貴重な経験になっています。チームとしていい影響を受けています。強度が高くなるとプレーの質が落ちてしまいますが、その中で今の自分たちの実力が示されると思っています。そこで(本来のプレーが)できるかできないかで、できなければもっと練習から質を上げていかなければいけないですし、どんどん突き詰めていける貴重な時間を過ごせていると思います。
──この活動の先にはフル代表などが繋がっていくと思うのですが、これからの目標を教えてください。
個人としては、こうして代表のトレーニングキャンプに関わらせてもらい、いい機会になっています。個人が伸びてそれをチームに還元できれば、いい刺激を与えられると思うので、ここに関わり続けることが自分の目標です。チームとしては、マルバのフットサルをたくさんの人に見てもらって「面白い」「また見たい」と思ってもらえるような試合を続けることが目標です。
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