更新日時:2023.09.13
【ヒカルのF2探検記】ホーム全試合で1000人越え!みんなが「ONE」になれる浜松の魅力に迫る!|アグレミーナ浜松編
PHOTO BY青木ひかる
「アグレミーナ浜松のホームゲームって、なんでいつもこんなに観客数が多いんだろう」
事の発端は、そんな些細な疑問でした。
Fリーグディビジョン2を戦うアグレミーナは、今年4試合のリーグ戦をホームアリーナで開催しているのですが、そのすべての試合で観客動員が1000人を超えています。新型コロナ蔓延以降、Fリーグ全体で集客の苦戦が続くなか、観客数のアベレージが突出しているチームです。
さらに8月26日、ファン・サポーターのSNS投稿やアリーナ集客を指標にした、Fリーグ公式コンテスト「ABeam AWARD」の第1クールの結果発表が行われ、アグレミーナ浜松がランキング1位に輝きました。
これまで、F1の試合を中心に取材していた私にとって、浜松アリーナはまだ見ぬ未開の地。
底知れぬアグレミーナ浜松の魅力を探るべく、8月19日に開催されたボアルース長野戦にお邪魔してきました。
取材・文/青木ひかる
新幹線で1時間の「プチ遠征」にいざ、出陣。
もともとは取材としてではなくプライベートで行こうとしていたのですが、「せっかくだから記事にしなよ」とのことで経費を申請し、新幹線を使わせていただきました。
果たして、往復約15,000円相当の記事を世に送り出すことができるのか。期待とプレッシャー(?)を背に、15時キックオフの試合に合わせて、少し早めに自宅を出発します。
日付は8月19日。お盆休みの余波もあってか、単純に夏休みだからなのかはわかりませんが、10時21分発の指定席は全席完売でした。「きっとどうにかなる!」と自由席券を握りしめ、「ひかり・岡山行き」に乗り込みます。混み合う車内で奇跡的に1席の空きを見つけ、パソコンで作業しながら浜松までの1時間を過ごします。
少しだけうとうとしていると、静岡駅でたくさんの女の子たちが降りていきます。調べてみると、どうやらエコパアリーナで、ジャニーズのなにわ男子さんのコンサートが開催されるとのこと。ジャニヲタの皆さま、Fリーグでも推しをつくってはくれないだろうか。
そうこうしているうちに、鈍行の4分の1の乗車時間で、お尻も痛めることなく浜松駅に到着しました。
実に快適。ここからJR東海道線に乗り換えます。
浜松アリーナの最寄駅は、浜松駅の一駅隣の天竜川駅。駅名の由来である天竜川は、長野県の諏訪湖から愛知県、静岡県を太平洋へ注ぐ一級河川とのこと。一説によると、水の流れが速く、竜が天に昇っていくかのように見えることから、その名が付けられたそうです。
奇しくも、この日の浜松の対戦相手はボアルース長野。ただ、主な活動拠点である長野市や千曲市から湖は離れているため、「天竜川ダービー」と呼ぶにはかなり無理がありそうです。ちなみに、現在JFLに所属するHondaFCとJ2のジュビロ磐田との対戦を、「天竜川決戦」というらしい。青木はまた一つ、フットボール関連の知識を得ました。
時間は昼の13時を過ぎ、アラサーの身に容赦無く日差しが照りつけます。目の前にはタクシーが数台停車していましたが、誘惑を振りきり、会場まで15分の道のりを歩きました。
住宅街を抜け大通りに出ると、目の前に黄色い看板が見えてきます。その正体は、東海地方を中心に展開する「お弁当どんどん」。
静岡といえばハンバーグの「さわやか」が有名ですが、地元民から40年以上愛され続けるお弁当チェーンなんだそう。
お弁当どんどん:https://dondon.co.jp/
時間もちょうどお昼時を迎えましたが、今日の私にはアリーナグルメが待っています。看板商品の「ハッピーグルメ弁当」は次の楽しみとしてスルーし、浜松アリーナに無事到着しました。
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