作成日時：2023.10.24
更新日時：2023.10.25

【Ｆ１第17節｜記者会見／湘南vs横浜】2失点から同点に。湘南・伊久間洋輔監督「オプションを増やしている。カウンターだけで優勝を目指すのは難しい」

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PHOTO BY高橋学

10月21日、Ｆリーグ2023-2024ディビジョン１の第17節、湘南ベルマーレvsY.S.C.C.横浜が小田原アリーナにて行われた。

開始から拮抗した展開を見せていたが、19分に失点すると、第2ピリオド早々にも追加点を許してしまう。しかし25分、高橋広大のミドルがディフェンスに当たって1点を返すと、終盤の38分、ゴール前で相手のミスを突いた堀内迪弥が牛迫蒼海とのワンツーからゴールを決めて同点に追いついた。その後、パワープレーを続けて逆転を狙ったが試合は終了、神奈川ダービーは2-2のドローに終わった。

試合を終え、伊久間洋輔監督とキャプテンのフィウーザが記者会見に出席した。

名古屋と対等に戦うためのオプションを増やしている

●湘南ベルマーレ｜伊久間洋輔監督

──今日の試合を振り返って。

久しぶりのホームゲームに本当にたくさんのお客さんが入って、応援してくださいました。

ゲームに関しては、スタートからチャンスをつくっていたにも関わらず、決めきれていないのがチームの現状です。ですが、先週と比べて、今日のほうがチャンスはあったと思います。自分たちでボールを保持しながら、相手コートに攻め込むことに関してはできていました。（失点の場面は）うちのディフェンスのエラーですけども、高いシュートの精度できっちりと決められる高橋（響）選手が素晴らしいと思います。

先週は2-0から追いつけませんでしたが、今週は2-0から追いつけました。これは一つポジティブなことだと思いますし、ホームの力です。

各選手の特徴も出せていたので、次に向けて、また勝ち点3を取れるようにトレーニングしていきたいと思います。

──カウンターから、ボールを保持して攻めるスタイルに変えたということですか？

スタイルを変えたわけではなくて、オプションを増やしているということですね。当然、攻めてくる相手から奪ってカウンターすることもあります。ただ、それだけでは、優勝を目指すのは難しいと思います。例えば、今日みたいに先制されて負けている時は、奪ってカウンターというのは、相手がボールを持って、相手がリスクを冒さなければできません。なので、カウンターに重点を置くというよりは、主導権をにぎってゲームを運んで同点、逆転するゲーム運びができないといけないと思います。

名古屋もそうですよね。自分たちで攻めて点を取れるし、相手が攻めてきてもカウンターができる。そこまでしないと名古屋と対等に戦うのは難しいと思います。9位のチームが言うことじゃないかもしれないですけど、そこを目指しています。

──横浜のカウンターが目立っていたのは、そのオプションへのチャレンジが理由ですか？

まず、攻撃にいくことにフォーカスしていますし、ある程度、攻めればカウンターになるのはしょうがないと思っています。それでも当然、カウンターで失点するわけにはいきません。1失点しましたけども、そこに関しては、また整備が必要だと思います。今日はみんなゴールに向かっていましたが、守備を意識してないわけではないので、どこで失ったのかをもう少し分析して、カバーリングなどを改善していきます。

──堀内選手が決めた後、残り2分でパワープレーを続行しました。

我々も上位リーグに行くためには勝ち点3を奪う必要があったので、続けました。「追いついたらそのまま継続する」と、全員に言っていました。だからみんなもいくつもりだったと思いますし、（堀内選手のゴールで）うまく追いつけて、ゴールの意識が高まっていたので、逆転してもおかしくなかったと思います。

──11月4日の名古屋戦が今シーズン最後のホームゲームです。そこへの意気込みは？

相手が名古屋であろうと、我々がゲームの主導権をにぎるために、ボールを奪いにいきます。前回のアウェイでの名古屋戦では、途中GKにトラブルがあるまでは非常に追い込んでいました。あの戦いを小田原アリーナでやれればと。名古屋は小田原アリーナを怖いと思っているとのことなので（笑）。もちろん次の試合もありますけども、全員100％、150％でいけるように臨みたいと思います。