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作成日時:2023.12.16
更新日時:2023.12.16

【日本代表】フィールド最年長・吉川智貴が感じた、手応えと次なる壁「ボールは持てた。次はどうシュートに持って行くか」

PHOTO BY本田好伸

日本代表は12月14日、国際親善試合でアルゼンチン代表と対戦した。開始4分で先制点を決められたものの、最後残り1分で追いつき、2016年のワールドカップ優勝国に1-1で引き分けた。

この日、主にファーストセットのフィクソとして出場した吉川智貴は、チーム最年長とは思えない強度の高さでアルゼンチンに立ち向かった。相手のマティアス・ルクイス監督は最も印象に残った選手に吉川の名を挙げ、「試合を読む力に長けた選手だった」と評価を送った。

長年代表選手として戦ってきた吉川が、この試合で感じた手応えと次なる壁について言及した。

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強豪相手には走れないと勝てない

──1-1で引き分けましたが、手応えは?

アルゼンチンという強豪相手にここまでボールを持ってプレーするのは今まであまりなかったと思います。自分たちが支配できたのは、アジア相手ではありましたけど。良い内容だっただけに、勝ちたかったです。

──ファーストセットには専門的なフィクソがいないなか、吉川選手がその役割を担っていたように見えたが?

あのメンバーでは自分が後ろに入らなきゃいけないですし、どのメンバーとやろうが、自分はどちらかというとそういう(攻守のバランスをとる)役割、誰と組むかで自分のプレーを変えられるのは自分の強みだとも思っています。

──アルトゥール選手の合流が直前で、プレータイムが短かったことも大きい?

アルトゥールが入れば、またセットの組み合わせも変わってくると思います。今日のファーストセットはウズベキスタン遠征で一緒だったので、やり慣れていたのはあります。

──最後まで強度が落ちていなかったのでは?

どうでしょう……。最後の方はやっぱりきつかったですけども。強豪相手には走れないと勝てないですし、個々の能力で勝つのは難しい。運動量やスピードは日本人の良さですし、今のフットサルではカギになると思います。

──アルゼンチンのマティアス・ルクイス監督が吉川選手を最も印象に残ったと話していましたが。

ありがたいです。偉大な選手だったので、正直うれしいですけど、自分がどうというよりは(勝てなくて)悔しい気持ちです。

──ボールをこれだけ持てるようになった要因は?

やり方が一番大きいと思います。木暮監督がつくっているコンセプトがピッタリとハマっているのかなと思います。今日のファーストセットに関してはだいぶ息は合ってきていますが、まだまだバランスが崩れちゃうこともあるので、そこは課題かなと。僕が前に出ていったときに後ろが孤立しちゃう場面もあるから、もうちょっと工夫できるかなというのは、やりながら感じていました。

──プレスを回避して相手陣内に入った後、フィニッシュまで持っていく場面は少なかったように見えたが。

そこが次の段階なのかなと。プレスをかけられてもボールを簡単に蹴らずに、しっかり後ろからつないで前進するところは積み上がってきています。次は、どうシュートに持って行くかだと思います。もちろん、ああやってディフェンス能力の高い選手に引かれたら、どこの国がやっても難しいですが、チームで取り組んでいきたいです。

──平田ネトアントニオマサノリ選手へのアシストになったパスについては。

ボールを受けた時に(プレスをかけられて)ヤバいなと思いましたが、うまくターンできて。ちょっと見たら(平田が)空いていたので通ってよかったです。



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