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作成日時:2023.12.23
更新日時:2023.12.24

【F1ファイナルシーズン|記者会見/横浜vs北海道】FP7人の非常事態。40分間ほとんどピッチに立ったエース・堤優太「僕が走るより、ゲームをつくろうと思った」|下位リーグ・第24節

PHOTO BY本田好伸

12月23日、町田市立総合体育館にてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン下位リーグ・第24節が行われ、エスポラーダ北海道Y.S.C.C.横浜が対戦。横浜は4-1で勝利した。

勝ち点1差で下位リーグに回る「僕らとしては望んではいない結果」(鳥丸太作監督)になった横浜。ファイナルシーズンの初戦となったこの日は、さまざまな要因が重なり、登録メンバー10人、FP7人という緊急事態となった。ただ、通常よりも低めのプレスラインに設定し、北海道を待ち構えてのカウンターを次々に発動。4分に小林拓夢、14分にガブリエル・リッツィ、そして第1ピリオドの残り1秒で菅原健太が決めて、効率的に3ゴールを挙げて前半を折り返した。第2ピリオドはGKを上げてきた北海道の攻撃を全員で耐えながら、残り4秒で、ほとんどの時間でピッチに立っていたキャプテン・堤優太がパワープレー返しから4点目を挙げた。

試合を終え、鳥丸太作監督と堤優太が記者会見に出席した。



モチベーションが心配だったが……

●Y.S.C.C.横浜|鳥丸太作監督

──試合を振り返って。

下位リーグという、僕らとしては望んでいない結果になったなかでの(ファイナルシーズンの)初戦だったので、選手のモチベーションというところで心配だったが、すごく前向きに取り組んでくれたことに感謝したいです。

メンバーリストを見ていただけばわかるように、出場停止や特別指定選手が大学選手権に出るなどの関係で少ない人数だったが、一体感を持って勝てたことは、次につながる、今後のクラブの成長に関係してくることなので、今日の勝利はうれしいです。

──FP7人という少ない人数で、どのようにプレータイムをコントロールしようとしていましたか。

みんなの出場時間に対してのアプローチは難しかったです。同じ出場時間でも、疲労の度合いも違う。北海道はGK(関口優志)が持った時に(背後を狙ったロングボールを蹴って)走ってくるチームで、そこについていかなければいけないので、スプリントする回数も増えます。

ゲームプランとしては堤選手を残して、他の3人を替えるなどプランニングしていたが、疲労を見ながら調整するのは難しかった。たぶん、堤選手の出場時間はほとんどコートにいたんじゃないかなと(苦笑)。少し無理していたかもしれないが、堤選手に声をかけた時に「大丈夫です」と言ってくれて、最後までポジティブな雰囲気で戦えたと思います。

──プレスラインを通常より下げて、ハーフで構えた状態から、素早いカウンターでゴールを決めた。鳥丸監督の狙い通りだったのでは?

堤選手は日本代表活動でいなかったのですが、(準備期間で)トレーニングマッチを一つ入れて、その時も少ない人数で回すという想定で、プレスラインを下げるというイメージはしていました。カウンターは狙っていましたが、すぐにできるものではないので、今までのトレーニングの中での成果を発揮してくれた結果だったと思います。

自分の視野が広がった

●Y.S.C.C.横浜|堤優太

──試合を振り返って。

僕らは下位リーグに回るという悔しい思いをしたなかで、それでも、選手として成長を止めてはいけない、チームとしてやり続けなければいけません。4-1で勝利できて、今までと違ったプランニングの中で勝利できたのは良い経験、試合ができたかなと思います。コンディションを回復して明日の試合に臨みたいです。

──自分でドリブルを仕掛けるよりも、低い位置でゲームをつくりながら、パスが目立っていたが。

人数が少ない中で、僕が走るというよりは、ゲームをつくる、ボールを配るという役割を意識しました。視野が広がったと思います。今シーズンはカウンターからの得点がなかったので、チームとして大きな経験ができたと思います。



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