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作成日時:2024.01.07
更新日時:2024.01.07

【F1ファイナルシーズン|記者会見/北九州vs横浜】退任前につかんだ確かな手応え。横浜・鳥丸太作監督「監督に就任して取り組んできた成果が見られた」|下位リーグ第26節

PHOTO BY本田好伸

1月7日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン下位リーグ・第26節が行われ、ボルクバレット北九州Y.S.C.C.横浜が対戦。横浜が5-2で勝利した。

名古屋ラウンド初戦を迎える横浜が、前日の北海道戦で引き分けてF1残留を決めた北九州が対戦した。試合は序盤から激しい撃ち合いとなり、1-1で迎えた7分に菅原健太、10分に祝航大、19分に小林拓夢がネットを揺らして4-1と横浜がリードして試合を折り返す。24分にはキャプテンの堤優太が足首を負傷するアクシデントが発生するも、32分にリッツィのミドルシュートが突き刺さる。終盤は北九州のパワープレーの前に1点を奪われたが、5-2と大差をつけて勝利した。

試合を終え、鳥丸太作監督とが伊藤玄が記者会見に出席した。



最後の1、2カ月で横浜のフットサルに植え付けられたら

●Y.S.C.C.横浜|鳥丸太作監督

──試合を振り返って。

まず勝利できたことはとてもよかったです。試合に勝つのはいいことだなと再確認できました。僕らが準備していた守備の対策とか、特に定位置の領域で相手のプレーを見て判断しながら変化させることができたと思います。それは僕が横浜の監督に就任して取り組んできたこと。その成果が見れたことが嬉しかったです。

──祝航大選手を入れた意図は?

彼に期待していることは攻撃の部分です。押し込んだ状態からアタックできる選手が必要です。ピヴォを置いたなかでアタックすることをこういう試合のなかで習得していくことが大事。

彼は出場時間が伸びていますが、それは練習からいいプレーが出せているから。ボールの持ち出しから左足でのゴールは自主練でもやっている姿を見ていますし、その成果が出たのはよかった。今日の起用はディフェンスでバランスよくやるというよりも、相手のディフェンスを壊して得点して欲しかった。この結果に満足しています。

──今日はパワープレーを受ける時間が長かった。守備のメンバーを変える必要があったが、普段から誰が入っても守れるトレーニングをしているのか?

していますね。セットで交代する方が色々な意味で練習の質を上げると思います。ゲームの最中でも、スペシャリスト4人を置くよりも、みんながゲームに入ることができますし、単純にフィジカルをカバーすることもできます。普段から両方のセットで攻撃と守備をする時間を設けるように意識しています。

──今季限りでの退任が発表されていますが、就任以降、監督が横浜に植えつけてきたことと残りの期間で高めたいことは?

最初に言った通り、自分たちがやっていて楽しいフットサルを目指しています。それが見ている人にも楽しいと感じてもらえると思っています。

僕の場合はボールを多く持つフットサルで、定位置攻撃に関しては自分たちのモデルがあります。それによって彼らのよさを引き出すべきだと思っています。

今は2年目ですし、僕もFリーグの監督をやったのは初めてで、どれくらいで浸透するかわからないですが、意識しているのは自由なフットサルです。何もなしだと不自由ですが、ある程度のモデルがあるなかで、僕の想像を超えるアイデアだったり即興性だったりが出てくるとさらに面白くなると思っています。

そういうことを最後の1、2カ月で横浜のフットサルに植え付けられたら。選手にはまだ伝えていませんが、練習でそういうことを言ったりはします。僕のなかで「こういう連動をしてくださいね」というところから、今度は自分たちで自由に変化させていく。もちろんリスクを考えることが大事ですが、それが最終的な形なのかなとぼんやり考えています。

残り試合全てを無駄にせず何かを得る

●Y.S.C.C.横浜|伊藤玄

──試合を振り返って。

勝ちで終えられたことは重要で、優勝も降格もないなかで今日を入れて残り3試合。そのひとつひとつを無駄にせず、必ず何か得るものがあるように取り組もうと練習から意識していました。前節のすみだ戦は無得点でしたが、そこから今節は点を取り切ることができてよかったと思います。

──キャプテンマークを巻いていた堤選手が負傷してからは、伊藤選手がキャプテンマークを巻きました。堤選手がベンチに残っているなかで、キャプテンマークが回ってきたのは、ピッチ上にキャプテンがいてほしいという思いからか?

ベンチで休んでいる時に、回ってきて僕もびっくりしたくらいです。矢澤(大夢)が怪我で離脱していて、矢澤がいれば彼だったでしょう。最年長ということもあります。

プレーでは彼ら2人が引っ張っていくなかで、欠けた時のグループ感は僕も常に意識していて、引っ張っていこうと思っています。久々に巻きました。



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