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作成日時:2024.02.21
更新日時:2024.02.21

【ディビジョン1・2入替戦|ミックス/北海道vs仙台】攻守に奮闘も力及ばず。北海道・福田亮「今季の悪い部分が入替戦でも出てしまった」

PHOTO BY高橋学

2月18日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にてFリーグ2023-2024ディビジョン1・2入替戦の第2戦が行われ、エスポラーダ北海道とヴォスクオーレ仙台が対戦。北海道は2-3で敗れた。

第1戦、第2戦ともに先制を許し、北海道としては苦しい展開となった。入替戦独特の雰囲気に本来の良さを出せない選手も多かったが、その中にあって福田亮のプレーは実に効いていた。第1戦は粘り強い守備から堀米将太のゴールの起点となり、第2戦では第1ピリオド残り1秒で室田祐希の同点ゴールをアシスト。攻守両面でチームをけん引した。

しかし、F1復帰へ一枚岩となって戦った仙台の勢いを止めるには至らず。無念のF2降格が決まった。

シーズンを通じて最後まで思い描く戦いができなかった今季の北海道。試合後、ミックスゾーンに現れた福田は、そんなリーグ戦を振り返りながら絞り出すように言葉を紡いだ。



失点した時にチームのメンタルが落ちてしまう

──試合を振り返って。

完敗ですね。もっとできると思っていたんですけど、北海道のよさを全然出せなくて。逆に相手の方が「昇格するんだ」っていう気持ちやエネルギーをすごく感じました。昨日も今日も常に先手を取られる展開で、難しい試合にしてしまったなと思います。

──仙台のチャレンジャー精神に押されてしまったイメージでしょうか?

そうですね。僕個人としても去年(F2を優勝した)しながわシティで入替戦に出場した際は、チャレンジャーとして「F1のチームを食ってやる」という気持ちで向かっていったので。仙台がそういう気持ちで来るのも分かっていましたし、今回僕らも決して油断したわけではなかったのですが……。今季はリーグ戦でも試合の入りが悪かったり、締まりの悪い試合をしてしまうことが多かったので、そういう部分がこの入替戦でも出てしまったのかなと思います。

──福田選手個人としては昨日・今日と安定して効果的なプレーを見せていたように感じるのですが、どんなプレーをしようと意識していましたか?

うちは我の強い選手がそれほど多くないので、僕が攻守両面で少しでもチームにいい流れを引き寄せられたらと考えていました。遠めからでも積極的にシュートを打ったり、ディフェンスでも全力でパスコースを切ってアグレッシブにプレスをかけに行ったりしていたんですけど、良い結果にはつながらなかったですね。

──今シーズンはリーグ序盤から勝てない試合が続きました。何が要因だったと思いますか?

うーん……。何でしょうね、メンタル的な部分も含めていろいろあるとは思うのですが……。失点した時にチームのメンタルが一気に落ちてしまう場面が多かったようには思います。あまりにも勝てなかったので、自信を失ってしまっていたところはあるのかなと。

──ゴレイロの関口優志選手にお話をうかがったときに、「チーム全体として仲はいいのだけど、年齢的にベテラン組と若手組で分かれてしまっているところはある」とおっしゃっていたのですが、その辺りの難しさはありましたか?

僕はあまり感じませんでしたが、ベテラン、若手それぞれの良さがあるなかで、もう少しうまく補い合ったりできたら良かったのかなとは思います。

──これまでエースとして活躍してきた室田祐希選手が今季限りで現役引退します。来季北海道はF2を戦うことになりますが、福田選手個人としてもこれまで以上にチームを引っ張っていく立場になりそうですね。

そうですね。自分は年齢的にもベテランと若手のちょうど中間くらいなので、祐希くんのように熱く引っ張っていく役割を担わなければいけないと思います。チームの誰とでもコミュニケーションを取りやすい立ち位置だと思うので、ピッチ内外でチームを助ける存在になれるよう頑張ります。



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