開幕までいよいよあと2週間を切ったAFCフットサルアジアカップタイ2024。ベスト4以上の国に与えられるワールドカップ本大会出場権獲得、そして大会連覇に向け、日本代表が3月30日から高円宮記念JFA夢フィールドで国内合宿を行っている。

前回大会優勝メンバーの一人で、木暮ジャパンの主力として着実に成長を続ける石田健太郎（バルドラール浦安）も、今大会の鍵を握る選手の一人だ。

合宿5日目の4月3日、トレーニングを終えた石田に話を聞いた。

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若手の頃とはまた違った緊張感が生まれてきている

──国内合宿も5日目を終えました。いよいよワールドカップ出場権を懸けて戦うアジアカップ本大会が近づいてきましたが、調整は順調ですか？

今のところはとても順調です。個人的にはワールドカップ予選を兼ねたアジアカップが初めてになりますが、優勝した2年前の大会から日本代表として着実に積み上げができているので、自信を持ってプレーできると思います。

──石田選手も今やすっかり日本代表の主力ですね。この独特の空気感にも慣れてきましたか？

そうですね。昔に比べれば代表の雰囲気にもだいぶ慣れてきたかなとは思います。年齢的にも中堅になってきたのでよりチームを引っ張る存在にならなければいけませんし、若手の頃とはまた違った緊張感が生まれてきているように感じています。

──今日のミニゲームでは石田選手は清水和也選手、金澤空選手、堤優太選手と一緒のセットに入りました。アジアカップ本番に向けたセットの組み合わせはある程度決まってきているのでしょうか？

いや、今のところは毎セッション変わっていますね。大会中の様々な状況を想定して、いろんな組み合わせを試しているところだと思います。

──今日はピッチの大きさを変えながら非常に強度の高いゲームを何本も行っていました。前からの強いプレスに対して石田選手がアルカと呼ばれる動きでパスコースを作ってプレス回避するシーンが何度も見られましたが、改めてあのプレーの狙いを教えてください。

相手が強いプレスを掛けてきた時に、パスを出したあとにすぐさま後方に下がって素早くサポートを作ってあげるのが主な狙いです。相手より素早く動き直していい状態でパスを受ける、あるいは受けられる状態を作ることでボールを持った味方の選択肢を増やすイメージです。いろんな使い方があるので、今でも新たな発見があって非常に勉強になっています。

──判断のスピードも求められますし、そのなかでもプレー中に目で見て処理する情報も多いでしょうし、かなり難しそうですね。

そうですね。ただ所属する浦安でもタケ（本石猛裕）や（長坂）拓海くん、大島など代表を経験している選手が多かったので、そこはクラブでもイメージを持ちながらやれていました。ただ、要求されるスピード感はＦリーグと代表では当然変わるので、もう一段スピードと精度を上げられるように意識しながら引き続き質を高めていきたいと思います。

――今回は連覇が懸かるアジアカップとはなりますが、まずはその前にベスト4に進出して、ワールドカップの出場権を獲得するのが最大の目標となりますね。改めて意気込みを聞かせてください。

前回大会でも経験している通り、今大会も初戦から間違いなく難しい試合になると思うので、まずはそのキルギス戦に勝って弾みをつけたいです。ここでワールドカップに出場できなければ日本フットサルのその後も大きく変わってしまうので、まずはベスト4に向けて一戦一戦集中して戦っていかなければいけません。代表での自分の立ち位置も前回大会とは変わっているので、よりチームの勝利を引き寄せられるよう頑張りたいと思います。

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【日本代表】AFCフットサルアジアカップタイ2024｜試合日程・結果・順位表｜試合会場