更新日時:2024.04.23
【アジアカップ|速報レポート】木暮ジャパン、W杯の出場権を逃す。タジキスタンと引き分け、グループステージ敗退。パワープレー攻撃も実らず
PHOTO BY本田好伸
AFCフットサルアジアカップ2024のグルーステージ、1勝1敗で第3戦を迎えた日本は、タジキスタンに1-1で引き分けた。12分に金澤空が左サイドを突破して中に折り返し、ゴール前に入ってきた石田健太郎がヒールで合わせて先制に成功する。しかし、後半にタジキスタンのシャリポフに同点とされてしまう。残り時間、日本は勝ち越しを狙ってパワープレーを仕掛けたが最後までゴールをこじ開けることはできず、1-1でタイムアップ。グループステージ敗退、そしてワールドカップ出場権を逃すという衝撃的な結果となった。
■タジキスタン戦 ハイライト(グループC第3戦)
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金澤→石田のコンビで先制するも
グループステージを突破するためには、タジキスタンとの第3戦での勝利が絶対条件となる日本。木暮賢一郎監督は5-0で勝利した韓国戦と同様に、FP12人を3セットに分ける、“3セット回し”の戦い方を継続する。
スターティング5は韓国戦から変わらずGKが黒本ギレルメ、安藤良平、吉川智貴、甲斐 稜人、平田ネトアントニオマサノリ。2セット目は石田健太郎、堤優太、金澤空、新井裕生、3セット目は山田凱斗、山中翔斗、長坂拓海、仁部屋和弘。
タジキスタンの球際の強さ、リーチの長さに苦しめられた日本だったが、山田、山中、長坂、仁部屋の“サードセット”が積極的に攻撃を仕掛けてリズムをもたらす。
待望の先制点が生まれたのは12分、左サイドでボールを持った金澤空が緩急をつけたドリブルで縦にずらし、中へ折り返す。ゴール前に入ってきた石田健太郎がヒールで合わせた。石田、堤、金澤、新井の4人は怪我で離脱した清水和也のゴールパフォーマンスで祝福する。
その後、日本は何度か惜しい場面をつくるも追加点は奪えず。1-0でリードを折り返す。
あまりにも早すぎる幕切れ
後半のスタートは黒本(GK)、石田、堤、金澤、新井。2試合連続でゴールを決めている新井を中心にゴールを狙っていく。
勝利へのシナリオが狂ってしまったのは、27分。日本はタジキスタンのコンビネーションを止められず失点してしまう。
日本は3セット回しから、主力選手をピッチに立たせる時間を長くする。しかし、引き分け以上でグループステージ突破が決まるタジキスタンの集中した守備を崩せない。
残り4分、石田をGKにしてパワープレーを開始する。タイムアップが迫る中、最大のチャンスとなったのは残り6秒、堤が左足を振り抜いたシュートは惜しくもクロスバーに。
ラスト3秒、GKイゴールのスローからゴール前で合わせようと試みるも実らず。キックインからのシュートもブロックされて1-1でタイムアップ。
この結果、日本はグループCで3位となってノックアウトステージ進出ならず。ワールドカップ出場を目指した木暮ジャパンの挑戦は、あまりにも早すぎる幕切れとなった。
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