SAL

MENU

作成日時:2024.05.18
更新日時:2024.05.20

【Fリーグオーシャンカップ2024|試合結果】Fリーグ昨季1位・2位の名古屋と町田がファイナルへ!名古屋の6連覇か、町田の初優勝か

PHOTO BY本田好伸

試合日程・結果はこちら


5月18日、愛知県の名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグオーシャンカップ2024の準決勝2試合が行われた。

スペインの至宝が勝利に導く

オーシャンカップで繰り広げられてきた名古屋オーシャンズとシュライカー大阪の“名勝負数え歌”に新たな歴史が刻まれた。名古屋はスペイン1部リーグのショタFSで20年以上の監督経験を持つイマノル監督、大阪は名古屋オーシャンズでコーチを務めて、昨シーズンまでF2・アグレミーナ浜松を率いていた高橋優介監督と、ともに新たな監督のもとでスタートを切ったチームによる準決勝は接戦となった。

ボールを支配したのは名古屋だった。ピヴォを置かずにFP4人が連動した“クワトロ”と呼ばれるパス回しを見せる。対する大阪は、エスポラーダ北海道から加入したGK関口優志を先発起用。自陣に相手を引き込みつつ、関口の得意なスローなどでカウンター攻撃を狙っていく。

17分、名古屋のカウンターを止めた大阪が逆にカウンターを仕掛ける。3対1の状況を作り出し、最後はファーサイドで安彦憲史郎が合わせた。第1ピリオドは、大阪が1点をリードして折り返す。

追いかける名古屋は第2ピリオドが始まって58秒、ピヴォ・清水和也の落としからアンドレシートが左足を振り抜く。シュートコースは枠から逸れていたが、大阪の選手に当たってコースが変わり、ゴールネットが揺れる。

準決勝以降は延長戦が行われることもあって、40分で決着をつけたい名古屋・イマノル監督は残り5分からパワープレーを選択する。39分、左奥・金澤空からの横パスに走り込んでシュートを決めたのは、再びアンドレシート。

大阪の堅守速攻に苦しめられながら、勝負所でスコアを動かした名古屋が決勝へと駒を進めた。

“バナナ”がハットトリック!

立川アスレティックFCとペスカドーレ町田。東京に本拠地を置くチーム同士の“東京ダービー”は、強度の高いプレーを持ち味とする両者らしく、アグレッシブな試合展開となった。

サバス新監督の初陣となる立川が先制に成功する。8分、左サイドの高い位置でボールを持った中村充がカットインから右足一閃。強烈なシュートがゴール右上に突き刺さった。町田は12分、右サイドの奥でパスを受けた“バナナ”ことクレパウジ・ヴィニシウスがうまく入れ替わり、左足でシュートを流し込む。

1-1で迎えた第2ピリオド、勝ち越しゴールを挙げたのは町田。23分、カウンターで礒貝飛那大からのパスをヴィニシウスがダイレクトで合わせ、この日2点目。24分、立川は南雲颯太のゴールで同点に追いつく。しかし、その南雲が36分に2枚目のイエローカードで退場に。

試合巧者・町田は立川が1人少なくなった状況を見逃さなかった。南雲のファウルで得たフリーキックから、ヴィニシウスがゴールネットを揺らしてハットトリックを達成。その後、三宅遥斗、伊藤圭汰が追加点を挙げて、5-2とライバルを突き放した。

名古屋の6連覇か、町田の初優勝か

この結果、5月19日(日)のFリーグオーシャンカップ2024は、決勝戦が名古屋オーシャンズvsペスカドーラ町田、3位決定戦がシュライカー大阪vs立川アスレティックFCという組み合わせになった。名古屋の6連覇か、町田の初優勝か。2023-2024シーズンの優勝争いを繰り広げた両雄が、名古屋金城ふ頭アリーナのピッチで激突する。

 

▼ 関連リンク ▼

▼ 関連記事 ▼