更新日時:2026.01.20
代表初招集の27歳、“守備職人”田中晃輝の日の丸への思い「1年1年が勝負になる」

PHOTO BY伊藤千梅
フットサル日本代表は、1月27日から2月7日にかけてインドネシアのジャカルタで行われるAFCフットサルアジアカップインドネシア2026に向けて、1月15日から18日の4日間で国内活動を実施。2大会ぶりの優勝へ調整を続けている。
昨シーズン、バルドラール浦安のFリーグ優勝に貢献した田中晃輝は、本大会には参加しないサポートメンバーながら代表初招集を飾った。「納得いくプレーは少ない」と常に謙虚な姿勢を示し続ける田中に練習後、日の丸を背負った今の思いを聞いた。
取材=伊藤千梅
編集=柴山秀之
自分の力だけではここまで来れなかった

──今回、初めてのサポートメンバーとしての参加ですが、率直に今はどんな気持ちですか?
アンダーカテゴリーも含めて、今まで一度も代表に呼ばれたことはなかったので、サポートメンバーではありますけど、この活動に一緒に参加できることはうれしいです。
──サポートメンバーとしての招集はどのように伝えられましたか?
社長に呼ばれて、直接伝えられました。
──その時は招集を予想していましたか?
全然そんなことなくて。最初は「ラージリストに入ったよ」と言われました。ここ何回かラージリストにはずっと入れていただいていて、「今回もそういう立ち位置かな」と思ったら、「練習にも参加してほしい」と言われたので、自分としては急でしたね。
──準備の期間も短かったと思いますが、どうやって気持ちをつくってきましたか?
年明けにFリーグ選抜の活動もあったので、年末年始は休めましたが、休みすぎず、食べすぎず。Fリーグ選抜の準備もあったので、急にゼロから気持ちをつくらなきゃいけないというわけではなかったです。
──日本代表のエンブレムをつけることに対して、何か思いはありますか?
難しいですね。自分はサポートメンバーですけど、これをつけるなんて思ったこともありませんでした。招集時のチームコメントでも言いましたが、自分の力だけではここまで来れなかったと思ってるので、いろんな人への感謝を持ちながらエンブレムの重みを感じています。
──今回の招集で代表への思いは変わりましたか?
「なりたい、立ちたい」気持ちはありますが、自分の中でも納得いくプレーは少なく、自分の中では「まだまだだな」と感じています。
──以前SALのインタビューに応えてくださった時から、田中選手はすごく謙虚なイメージがありますが、そこは代表でも変わらず。
そうかもしれません。以前書いていただいた記事を読んだ周りのみんなからは「闘将に静かなんかいらん」とめっちゃ突っ込まれました(笑)。特に小宮山前監督には一番いじられました。
──今シーズン、石田健太郎選手が浦安を退団したことで、より中心的な役割を担っていると思いますが、何か変化はありますか?
監督も変わりましたし、より細部のこだわるところで攻撃において求められることは増えたかなと思っています。
──今回の活動で発揮したいものはありますか?
攻撃面においてはまだまだだなと自分でも思っています。どこで強みを出せるかとなったら、守備の部分で簡単にピヴォにやらせないとか、守備面をしっかり前面に出せたらと思っています。
──今日の手応えはどうでしょう。
感覚的には「できる」とは思っています。ただ、スペシャルな選手が集まっているので、プレスのスピードも速いですし、強度も高いです。そこは早く慣れる必要があるなと感じています。
──残りの期間で、アピールするとしたら守備の部分で?
そうですね。奪って、カウンターで点が取れたら一番手っ取り早いですし。
──高橋健介監督とは呼ばれた理由について、話をしましたか?
守備の部分で評価していると伝えられました。自分でもそこが一番だと思っていますね。
──そこを出していく前面に出していくと。
はい。闘将として(笑)。
──笑っちゃだめですよ(笑)。今回だけでなく、2年後のワールドカップを見据えたイメージは湧いていますか?
ずっと、1年1年が勝負になると思ってやっています。自分は今27歳でワールドカップ開催時には30歳になります。何年も前から、親とかにも今後のことについては話をしていて、30歳が一区切りと考えています。とはいえ、この先のことはどうなるかはわからないですけど、今回1回呼んでもらえたことで、世界の舞台に1歩か半歩か近づけたんじゃないかと思っています。
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