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2020.12.22

「慶應を代表して、結果を残して、日本代表になる。プレッシャーは感じていない」【Fの主役は俺だ!全チームインタビュー|笠篤史|Y.S.C.C.横浜】

PHOTO BY高橋学

Fリーグ ディビジョン1、12チームの監督&注目選手を対象にした全チームインタビュー。題して「Fの主役は俺だ!」。コロナ禍を乗り越えて戦ってきた各チーム、各選手に、終盤戦への意気込みを聞く。

9月12日のシュライカー大阪戦、笠篤史は自身のゴールで華々しくFリーグデビューを飾った。持ち前の体の強さとゴールへと向かう貪欲なプレーで存在感を放ち、「横浜のりゅう」の名は一気に全チームが知ることになった。しかし、警戒されたことで、その活躍に少しの陰りも見せ始める。4得点とまずまずの結果を残しつつも、潜在能力を考えれば、もっと上を狙える。

慶應義塾体育会ソッカー部からのフットサル転身。“慶應初”のFリーガーだ。実は、企業への内定も決まっていたという。ではなぜ彼は、就職を蹴り、未知数の競技へと足を踏み入れたのか。

「日本代表になりたい」

フットサルと出会い、Fリーグの舞台に立ち、そして日本代表を目指す笠の胸の内に迫る。

取材・文=舞野隼大、本田好伸


Y.S.C.C.横浜|前田佳宏監督のインタビューはこちら
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内定を蹴ってまで選んだ「日本代表」という道

──前半戦の自身のパフォーマンスを振り返っていかがですか?

開幕戦はメンバー外でしたし、かなり苦しかったです。でも、(9月12日のシュライカー大阪戦が)僕にとってのFリーグデビュー戦で、かなりやれるという印象があり、そこから徐々にパフォーマンスを上げていけました。そして最近は、相手にも多少知られるようになったことで思うようなプレーができなくて。良い時期を経て、また壁にぶつかっていますね。

──12試合を終えた時点で4得点という数字は?

ゴール前で良いポジションにいれば味方からの良いボールが入って来るので、そこで点を取れたことは良かったです。ただ、自分で反転してゴールも奪っていきたいです。

──慶應義塾体育会ソッカー部では、フットサル部門も並行してプレーしていたんですよね。

大学2年からは、サッカーの公式戦がないときにフットサルの試合にも出ていました。ただ、4年生になってからはサッカーでトップチームに入ったのでフットサルはできていません。

──両立という感じではなかった?

サッカーは、1軍から以下、5カテゴリーくらいあって、フットサル部門は有志で構成されていました。公式戦とかぶらない選手が招集される感じで、練習はありませんでした。基本的にサッカーだけですね。

──では、サッカーのなかにフットサル的な要素も?

いえ、むしろ裏にボールを落として、そこからプレスにいくようなスタイルで(笑)。

──フットサルでは、最初は大学のサークルチームにも負けていたそうですね。

最初は、フットサルという競技自体を知りませんでした。同じフットボールだし圧勝できると思ったのですが、フットサルの戦術にやられて、そこに魅了されたことで勉強するようになりました。練習自体は少ないですが、サッカーと並行してフットサルも見るようになりましたね。まだフットサルの動きには慣れている訳ではないのですが、相手がどんな狙いでプレーをしているかはわかるようになりました。

──今年1月、昨シーズンのプレーオフのエキシビションマッチとして、「慶應ソッカー部 vs Fリーグ選抜」を戦いましたよね。そのときはどんな印象でしたか?

Fリーグ選抜は戦術に規律があり、「ここまでデザインされているんだ」と興味を持ちましたし、フットサルをもっと学ばないといけないと思うきっかけとなりました。一方で、フィジカルや球際は通用するという自信を持てました。ただ、あの頃はミニサッカーの延長で「FW」というスタイルだったので、そこからすると、今は少しずつ「ピヴォ」になってきたかなと。

──横浜にはどのような経緯で加入したのでしょうか?

大学3年の、フットサルを始めて1年の頃に、横浜のGMが見に来てくれました。そこから1年以上見て、誘っていただきました。フットサル部門の四戸紀秀監督からも「慶應からFリーグ1号目の選手として、日本代表になってほしい」と言ってもらいました。最初はFリーグのこともよくわかっていなかったし、すぐには決断できませんでしたが、監督の言葉を聞いて、やってやろうと加入しました。

──慶應初というプレッシャーも?

横浜には個人スポンサー制度があるのですが、大学サッカー部時代の同期も応援してくれています。そうした人たちに恩返ししたい。慶應を代表して、結果を残して、日本代表になる。プレッシャーはそれほど感じていないですね。

──かつての仲間がスポンサー。

お金を出してくれていて。横浜は早朝の練習なのできついですが、そういう応援がモチベーションになります。それに、今はコロナで人数制限もありますが、有観客の試合では、大分に就職した仲間が(バサジィ大分のホーム戦に)来てくれましたし、うれしいですよね。

──みなさん、良い企業に就職されていそうですね……。

大企業に勤めていて、バリバリやっています(笑)。自分は大丈夫なのかと思うこともありますけど、監督の言葉で始めたものですし、もうやめられないですね。

──四戸監督からは何か言われたのでしょうか?

Fリーグに行く際に、チームのみんなが色紙を書いてくれたんです。監督は長文かと思っていたのですが、「日本代表になれ!」と一言だけ。でも、それがすごく突き刺さりました。それだけ自分に期待してくれているんだと。フットサルに出会わせてくれた監督ですし、今後もお世話になりますが、恩返ししようと決めました。だから、横浜に入ってからは、稲葉(洸太郎)さんのように日本代表で長年プレーされた方にもどんどん聞きにいきました。

──稲葉さんに質問責めしていたそうですね。

何かを始めるときには、経験のある方、尊敬できる方の真似をするのがいいと思っています。まず真似してから自分のものにする。横浜には運よくスペシャルな方がいたので、吸収しない手はない。加入前の練習生の身分で質問責めしたにもかかわらずていねいに教えてもらいました。

──笠選手は就活をしていたのでしょうか?

していましたし、内定が決まっていました。

──え、そうなんですね。

大学3年の12月からの就活で、外資系や商社を受けていましたね。でも、フットサルのシーズンは4月からで、行きたい企業は、フットサルを続けられる環境ではありませんでした。

──それこそ、Fリーグに上がって、大学を卒業するタイミングでトップリーグから離れてしまう選手もいますし、完全にプロとして生活できる選手が多くはない現実も理解した上で……?

はい、わかっていました。現状を知りながらも、自分で選びました。

──ちなみに、ご両親の反対とかは……?

一次面接の頃から、その可能性があると話していましたし、反対はされませんでした。そもそも、エントリーシートを出す段階で迷っていながらも、最終面接まで行ってしまったという感じで。でも、6月には、面接を受けさせてもらいながらも、フットサルに絞ると決めていました。親は毎試合観に来てくれていますね。

──横浜には、大学サッカー部から加入した仲間も多いですよね。

フットサルの経験がないことは弱点でもあり、もちろん改善も必要ですが、チーム内ではなるべくサッカーで培った経験や要素も残そうと話しています。フットサルを学びすぎることで失ってしまうこともあるので。

──たしかに、サッカー選手特有の力強さも感じます。

ダイナミックさや、相手が想像していないプレーで、カオスを巻き起こしたいですね。相手が読めないような、フットサルの戦術では考えられないようなプレーで困惑させ、ゴールにつなげるところは強みですね。

──コロナ禍は、フットサルを学ぶという意味ではポジティブな期間でもあった?

その通りです。すごく準備期間をもらえた側面があります。サッカーではサイドバックで、フィジカルや体のサイズがあるわけでもなく、走力や筋肉量が多いわけでもなかったので、8キロ増量しました。ピヴォへの肉体改造と、戦術面の勉強ですね。プレーしたい気持ちもありつつ、準備期間としては良かったです。

──「俺が主役だ!」と自負するポイントは?

ゴール数はランキング上位には入れていないですが、シュートに向かう貪欲性や、相手に向かっていき、脅威となるようなプレーは自分の強さだと思っています。

──では、後半戦に向けた意気込みをお願いします。

ゴールに向かうプレーが読まれてきているので、もっと味方を生かすプレーを強化することで、自分のプレーを脅威にしていきたいです。それとファウル数ですね。5ファウルになることが多く、そこを気にしすぎてプレス強度が落ちてしまうことがあったので。巻き返していくためにも恐れず、勇敢にプレスにいき、守備からトランジションを起こしていくことを意識していきます。

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