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ブルーノ・ジャパンの挑戦
2021.01.21

「今までの守備では上位陣と勝負にならない。谷本TDとも話してゾーンディフェンスに変更した」【Fの主役は俺だ!全チームインタビュー|山田マルコス勇慈監督|立川・府中アスレティックFC】

PHOTO BY高橋学

Fリーグ ディビジョン1、12チームの監督&注目選手を対象にした全チームインタビュー。題して「Fの主役は俺だ!」。コロナ禍を乗り越えてきた各チーム、各選手に、終盤戦への意気込みを聞く。

立川・府中アスレティックFCを率いて2シーズン目を迎えている山田マルコス勇慈監督。シーズン序盤は開幕戦でバルドラール浦安に0-1で敗れ、名古屋オーシャンズに0-7で大敗。上位進出が期待されていたものの、スタートダッシュに失敗してしまった。

しかし、5試合目のボルクバレット北九州戦で初勝利を手にすると、そこから9試合負けなしで一気に浮上。チーム状態はどんどん上向いていった。その要因はどこにあるのか。そして、毎試合ベンチで“相棒”を組む谷本俊介テクニカルディレクターとはどのように役割を分担しているのか。

山田マルコス監督が舵を取る“新生・アスレ”の2シーズン目に迫る。

取材・文=本田好伸、舞野隼大
※インタビューは1月6日に実施しました

立川・府中アスレティックFC|内田隼太のインタビューはこちら
その他、全チームの監督、注目選手のインタビューはこちら


戦術は谷本TDで、監督はタワーコントロールの役割

──今シーズンのこれまでの戦いを振り返っていかがですか?

リーグ戦も終盤へと突入していますが、全体的には最低限のパフォーマンスを出せていると思います。昨シーズンは、逆転勝利できないか、もしくは逆転されてもこちらはノーリアクションのまま試合が終わっていたことが多かったのですが、今シーズンは逆転勝利も増えてきています。さらに、得点数が増えたことで、選手たちも自信をつけている印象です。

──終盤に力を発揮できている要因はどこにありますか?

ゲームモデルに対する自信ではないかと思います。どれだけいいモデルを組めていても、結果がついてこないと選手は自信をもって戦うことは簡単ではありません。10月4日の北九州戦に初勝利するまではかなり苦しかったですね。開幕戦で浦安に敗れて、名古屋にも最悪の立ち上がりを見せて大敗してしまい、次のフウガドールすみだにも、最後にパワープレーから失点を許して引き分け。選手たちも、自分たちが進んでいる道が正しいのかという不安があったと思います。でも北九州戦に勝利できたことで、その方向性が間違っていないことを確信して、みんな自信をつけていきました。

──その北九州戦あたりから内田隼太選手のギアがかなり上がっていきましたよね。

一昨シーズンに新人賞をもらったこともあり、昨シーズンは期待されすぎたところもありました。2年目の難しさというか。ですが今シーズンは、本人とも話しをしているなかで、落ち着きを感じています。それと、隼太の努力の量が増えました。これまでも、練習後に一人でボールを蹴って、練習前にも筋トレを頑張っていました。ですがそれでも足りない、評価されていないと感じて、努力の回数がさらに増えました。

──堤優太選手や金澤空選手、南雲颯太選手など、他にも若い選手が良いプレーを続けています。

クラブとしては喜ばしいですし、日本のフットサル界にとっても大きな希望だと思います。才能ある選手がフットサルに人生を懸けているのはすごく良いことですよね。だからこそ、彼らを大事にしなければいけません。それに彼らは、日々楽しそうにプレーしています。南雲選手の出場時間は多くないですが、練習ではすごく状態が良い。明るく素直に前へ進んでいて、人間性も良いのでもっと出番は増えてくるはずです。

──立川・府中は、能力のある選手をどうスカウティングして、オファーしているのでしょうか?

大学のチームや監督ともつながりはありますし、(ユース年代の)大会を谷本テクニカルディレクターとサテライトの佐藤(剛)監督も視察に行って、僕一人の目だけではなく、組織全体で選手を見ています。あとはサテライトが実際に対戦した相手の場合でも、良い選手と出会えることがあります。

──監督としてはどのような選手が立川・府中のトップ選手に相応しいと思っていますか?

人間性も必要ですが、まずは実力が一番です。トップリーグで戦うわけですから、たとえ優れた人間性をもっていたとしても、実力がないとトップ選手になることはできませんからね。

──実力とは?

技術、フィジカル、戦術理解度など、すべてです。それはどんなチームでもおそらく一緒だと思います。

──今シーズンは若い上村充哉選手がキャプテンを務めています。どんな理由で抜擢したのでしょうか?

昨シーズンは、多くの時間に出場できないつらい時期でも、彼は手を抜かずに努力して頑張ってくれました。強い気持ちをもった選手にキャプテンを務めてもらいたいと思ったからです。それに、将来の立川・府中のことを考え、育てたいということも理由の一つです。

──では、山田マルコス監督が指導者としてこだわっていることは?

今重視しているのはバランスです。試合の状況によっては攻撃に特化したメンバー4人をピッチに送り出すこともありますが、基本的には(攻撃と守備の)バランスを大切にしています。

──ベンチを見ていると、タイムアウトなどで谷本さんが作戦ボードをもって選手に指示を出しているシーンをよく見かけます。監督にとって大きな存在ではないかと思いますが、どんな役割分担をしていますか?

今シーズンは昨シーズンよりも現場で一緒に手伝ってもらっていますから、(テクニカルディレクターとはいえ)コーチのような存在です。戦術やゲームプランの構築も谷本さんの影響が大きいです。

──戦術的な部分は谷本さんに委ねることが多い。では、監督の役割は?

僕は選手の組み合わせなどを決める “タワーコントロール”のような立場ですね。それ以外が谷本さんです。

──2人の間で意見が食い違うことはありますか?

食い違うこともあります。でも「なぜそう考えているのか?」と理由を聞くと「なるほど」と納得できます。基本的には会話で解決していて、意見が真っ向からぶつかり合うようなことはないですね。

──“2人で率いる”ことが今のチームに良い影響を与えているのではないでしょうか。

シーズンがスタートして、悪い流れのときにも、谷本さんの力を何度も借りました。勝つために私は立場を気にしないですし、自分のプライドも捨てています。谷本さんに限らず、赤坂(隆史)コーチや選手の意見でも、使うべきだと思ったらそれを採用します。開幕前はコロナの影響もあって、選手のフィットネスがFリーグで戦えるレベルではありませんでした。今までのマンツーマンディフェンスでは、上位陣とは勝負にはならないだろうと。そこで谷本さんたちと話し合い、ゾーンディフェンスに変える決断をしました。

──守備システムの変更は大きな決断ですね。

まさにそうでしたね。

──では、終盤戦のキーマンは誰でしょうか?

何人か名前を挙げたいですが、一人ということでしたら、いろいろな意味で皆本ですね。

──いろいろな意味?

フィクソとしても、攻撃のゲームメーカーとしてもそうですし、チームの魂としても彼の影響は大きい。日本代表合宿の翌日に疲労が溜まっている状態でも、最低限の練習には参加して、少ない本数でも全力で取り組んでいる。そうした姿勢は周りに大きな影響を与えていますし、みんながついていく存在ですよね。

──最後に、終盤戦に向けた意気込みをお願いします。

私たちは年末、公式戦がありませんでしたが、そのことで最高の過ごし方をできたと思っています。試合がなくても選手たちは強い気持ちで日々頑張ってくれていますから、強いアスレを見せられると感じています。勝たなければいけない試合が続くのですべて決勝のつもりで、緊張感を緩めずにやっていきます。

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