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2021.01.21

「自分は体が勝手に動くところまで突き詰めて練習しないと試合で出せない」【Fの主役は俺だ!全チームインタビュー|内田隼太|立川・府中アスレティックFC】

PHOTO BY高橋学

Fリーグ ディビジョン1、12チームの監督&注目選手を対象にした全チームインタビュー。題して「Fの主役は俺だ!」。コロナ禍を乗り越えてきた各チーム、各選手に、終盤戦への意気込みを聞く。

今シーズンのFリーグで、もっとも際立つプレーを見せる選手の一人が、立川・府中アスレティックFCの内田隼太だ。キレのあるカットインやドリブル、豪快なシュートなど、例年以上のインパクトを残し、ABEMAが選出するシーズン前半戦のMVPにも輝いた。彼はなぜ、ピッチで異彩を放てるのか。

その秘密は、圧倒的な練習量にあった。彼は、自らの“型”を作り上げるために、何度も同じ練習を繰り返し、ピッチ上で“無心で”プレーできるまでその精度を磨き上げているのだという。

それらすべては、自分がクラブを背負える選手になるために。そして、日本を代表する選手になるために。誰にも止められない男、23歳・内田隼太の技術とメンタルを解き明かす。

取材・文=本田好伸、舞野隼大
※インタビューは1月6日に実施しました


立川・府中アスレティックFC|山田マルコス勇慈監督のインタビューはこちら
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本当にヘタクソだし飲み込みも遅い

──今シーズンのパフォーマンスを振り返っていかがですか?

これが最低限というか、自分のなかでは普通のパフォーマンスだと思っています。

──なるほど。ただ、ピッチ上では圧倒的な力を示しているように見えます。

一番の理由は、環境の変化だと思います。あとは気持ちの面。今シーズンは本当に覚悟をもってプレーしているので、周囲からもそう言ってもらえるパフォーマンスができているのだと思います。

──環境の変化と気持ち?

昨シーズンまでは、ほぼ毎日働いていました。ですが今シーズンは、週1回のチームのスクール以外は、自分のトレーニングの時間にできています。ほぼプロと同等の環境でやらせてもらえています。

──練習量がパフォーマンスの秘訣。

そうですね。僕は、練習をしなかったら本当にヘタクソです(笑)。もしかしたらそういうイメージをもたれていないかもしれないですが、本当に下手なので、人より何倍も練習しないと、試合でパフォーマンスを出せない。努力できる時間を確保できたということが、一番の大きな要因ではないかと思います。

──どのような練習をしているのでしょうか。

よくやっているのは、ボールタッチやドリブルなど、細かい動きですね。実は、小学生の頃から取り組んでいるメニューは変わっていません。シーズンオフでは、毎日何本もシュートを打ちますし、ウエイトトレーニングなども含めて、何事にも謙虚に取り組むことを意識してきました。

──なるほど。その練習量がそのままピッチに出ていると。今シーズンのプレーはかなり再現性が高いですよね。例えば、左サイドでトラップと同時にカットインしていくアラコルタから中央でシュートを打つ形や、相手の正面でボールをさらしながら1対1で左右どちらにもいけるようなボディバランスとフェイクの形など、同じようなプレーから得点機会を生み出しています。

まさにそうしたプレーは、これまでもずっと練習してきましたが、昨シーズン終了後から今シーズンの開幕前まで特に重点的に取り組んできました。もちろんひらめきも大切にしていますが、どちらかというと僕は、試合中にボールを持った状態で考えてプレーすることがほとんどありません。体が勝手に動くところまで突き詰めて練習しないと試合では出せないんです。

──いわゆる感覚的なタイプの選手ではないんですね。

感覚的なタイプでもあるのですが、努力あってこそ、その感覚が研ぎ澄まされる感覚です。

──そのスタイルは昔から変わっていない?

変わらないですね。今は基礎ができてきたので自分の体にスッと入ることも多いですが、どちらかといえば飲み込みが遅いタイプです。今シーズンの僕のピッチに立ち姿をご覧いただくと気付くかもしれないですが、自信をもった顔や立ち振る舞いができています。あの状態になれないと僕は戦えません。「それだけの練習をしてきたんだ」という自信をもっているので、「誰にも取られるはずがない」と。

──ほぼプロの環境は、クラブから提示してもらったのでしょうか。

お互いに話し合った部分もあります。それと、僕が主宰しているオンラインサロンの方々の支援もあって、フットサルに集中できる環境を周囲のみなさんにつくってもらえています。

──ただし、最初に「これが最低限」だと。まだまだこんなもんじゃない。

もちろんそうです。結果を出しても、次の結果を求められるのがプロの世界。それを、言葉ではなくプレーや結果で示さなければいけません。もっともっと良いパフォーマンスを出す必要があります。

──その意味で感じるのは、圧倒的な試合がある一方で、そこまで目立っていない試合もあります。相手との噛み合わせや味方との連係や戦況など様々な要因がありますが、その違いはなんでしょうか?

一つは、コンディションです。決して言い訳にはできないですが、代表合宿が入る週のパフォーマンスは特に難しさを感じています。もう一つは、対策されること。(12月5日に)ボルクバレット北九州に敗戦したゲームは、すごく勉強になりました。この先、自分だけではなく、周りの味方を生かしながら同じセットの選手を引っ張っていけるようになれたらと思います。自分が決定的な仕事をしなくてもいいので、チームを勝たせるような仕事をしたい。それはいずれ自分に返ってくると思う。相手にうまく封じられてしまった北九州戦では、そういったことを意味で学べました。

──チームを勝たせる選手。立川・府中には、それを実践してきたベテランがたくさんいます。完山徹一選手、渡邉知晃選手、そして“キング”と言われてきた皆本晃選手から学ぶことも多いのでは?

もちろん学ぶべきことは多いですね。自分のこれまでのプレーや、序盤戦でつまずきながらも浮上できた今の順位は、間違いなくみんなのおかげです。僕のセットで言えば、テツさん(完山)やトモくん(渡邉)、(上村)充哉。間違いなくこの3人の力は大きいですね。

──皆本選手は背中を追う存在?

そうですね。晃くんやテツさんは今でも絶対的な存在です。僕がルーキーの頃は、先輩たちが相手を引き付けて、自分がプレーしやすい環境を整えてくれました。だから今度は、僕が相手を引きつけて、後輩たちが思い切りプレーできる環境を提供してあげなければいけない。そういった“アスレの血筋”が途絶えないように取り組んでいく必要があると思っています。

──10月24日のエスポラーダ北海道戦で、23歳にしてFリーグ通算100試合出場を達成しました。これからの目標は?

直近では、ワールドカップ出場です。ただ一番は、アスレをリーグ優勝に導くことです。その上でアスレでの歴代最多得点とFリーグの歴代最多出場は狙っていきたいです。

──最後に、今後の意気込みをお聞かせください。

みんなの力があって、自分は生きていると思っています。チームが勝てるように、そしてそのなかで僕が勝利を手助けできるようにプレーしたいと思います。

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