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2021.02.12

「今のままでは浜田に帰れない。世界で戦える選手になるから、もう少し待っていて」【Fの主役は俺だ!全チームインタビュー|吉田圭吾|バサジィ大分】

PHOTO BY高橋学

Fリーグ ディビジョン1、12チームの監督&注目選手を対象にした全チームインタビュー。題して「Fの主役は俺だ!」。コロナ禍を乗り越えてきた各チーム、各選手に、終盤戦への意気込みを聞く。

吉田圭吾は今、Fリーグで上位を争うバサジィ大分の主力としてプレーしている。しかし、彼がこれほど光り輝く選手だということは、3年前には誰も想像していなかった。伊藤雅範監督を除いては……。

当時、F2に参戦したポルセイド浜田の主将としてシーズンをスタートしながら、F1のリーグ戦開幕の直前に電撃移籍したことが話題を集めた。あれから3年。23歳の彼は、大分で花開いた。

吉田はなぜ、大分への移籍を決意したのか。そこには、大きな覚悟と見据える未来があった。

取材・文=本田好伸、舞野隼大
※インタビューは1月21日に実施しました


バサジィ大分|伊藤雅範監督のインタビューはこちら
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仁部屋さんにボコボコに負けて、反省して、また挑んでの繰り返し

──今シーズンのプレーを振り返っていかがですか?

思っていたより得点という結果を出せていないですし、パフォーマンスは低いと感じています。

──(1月21日時点で)6点ですが、何点くらい取りたいと思っていましたか?

現時点で10点は取りたかったです。監督からも「点を取れる選手」だと認識してもらえていないと思います。もっと試合を動かせる選手になりたいので、強い気持ちで取り組みたいですね。

──大分で3シーズン目を迎え、年々存在感が増しています。「パフォーマンスは低い」と話していましたが、自分の武器を確実に出せているようにも見えます。

昨シーズンより手応えはたくさんありますし、試合中に考えることの幅は広がりましたね。

──昨シーズンは3セット回しの1角を任されていましたよね。

そうですね。

──今シーズンは2セット構成ですが、そこでもきっちりメンバーに名を連ねています。どういうところを評価されて、出場機会をつかめていると感じていますか?

オフェンス力、ディフェンス力、ボールをもっていないときの動き……全部ですね。まだまだ足りない部分はたくさんありますが、昨シーズンよりもはるかに向上していると感じています。

──今シーズンは、山田凱斗選手や野口茅斗選手をはじめ、吉田選手より若い選手も入ってきました。自分としては、チーム内ではもう中堅という意識だったりしますか?

そうですね。僕としては若手のイメージはありません。

──そういえば、吉田選手はいつからフットサルを始めたんですか?

18歳のときにフットサルを始めて、今年で6年目となります。

──まさに伸び盛りですね。どのようにしてフットサルを吸収していますか?

一番は、仁部屋(和弘)さんと一緒に練習することですね。練習では違うセットなので、積極的に仁部屋さんをマークしています。それでボコボコに負けて、反省して、また挑んで、負けての繰り返しです(笑)。

──負けっぱなし(笑)。ただ、吉田選手のボールの持ち方は本当に仁部屋選手に似ていますよね。

そこは意識しています。似せるつもりはないのですが、考え方を仁部屋さんに寄せているという感覚なので、ボールの持ち方も自然と似てきているのかなと思います。

──マネをして、自分の中に落とし込んでから、オリジナルを築いていく。

そういうイメージです。体格も身体能力も異なりますから、できることとできないことはあります。なので、似せられるところは似せて、そこから自分の長所を出していけたらと思ってやっています。

──具体的にはどのようなところをマネしているのでしょうか?

やはり基礎ですね。ボールをもっているときに、右にも左にも後にも、どこにでもいけるということが一番強いと思っていて、それをされるとディフェンスは後手後手になって取りどころがなくなります。そういうプレーをするために、仁部屋さんの自主練習をよく見ています。

──仁部屋選手は自主練習で何をしている?

毎日、基礎トレーニングです。それをマネして自分もいろいろなところでボールを蹴るようにしています。

──基礎トレーニングとは? ボールをもってあらゆる方向に動かしたり、フェイントをしたり?

それもありますが、相手の正体に立ってダブルタッチしたり、小学生がやるようなドリブル練習みたいな感じだったりします。そのときに右足のどこで蹴るのか、爪先で蹴るのか、かかとに近い方なのか……あらゆることをすべて意識しながらトレーニングしています。

仁部屋のことは、2、3年後に追い抜く

──監督からはどのようなオーダーを受けていますか?

いつも「点を取れ!」と言われています。あとはプレスと守備の1対1は絶対に負けるな、と。

──では、点を取るためには何が必要だと感じていますか?

一瞬の閃きですね。その閃きを呼び起こすには、基礎技術が必要だと感じています。個人技術は高いほうだと思っていますが、チーム戦術のなかで技術をうまく発揮できていません。自分のことで精いっぱいだったり、そもそも戦術を知らなかったり……。今は「インプットはできるけどアウトプットできない」という課題に直面しているところですね。

──個人技術やフィジカルベースは、伊藤監督も重視しているところですよね。

そうですね。「走れないやつは試合に出られない」という教えがあるほどです(笑)。そこはチームの約束事でもあるので、誰もおろそかにしていないですね。

──恒例の「高尾山」での走り込みはどうでしたか?

いや、衝撃でした(笑)。「こんなに走らされるんだ」って。ボールも使わず、まるで駅伝選手のようにひたすら山道を走る。思い出しただけで汗が出てきます(苦笑)。本当に恐ろしい練習です。

──吉田選手は、キャプテンを務めたポルセイド浜田から、開幕直後に移籍してきました。どのように決断したのでしょうか?

「行くしかない」と思っていました。

──大分から直接声をかけてもらったんですか?

いえ、(当時の)中林(幸雄)監督からですね。開幕戦が6月30日に控えていて、6月2日の大分との練習試合後に、監督からオファーが来ているという話をもらいました。僕はそこで、チームのことも考えずに「行きたい!」と思ってしまいました(苦笑)。「行きます」と、即答でした……。

──その決断に対して監督やチームはどんな反応でしたか?

「行ってこい!」と背中を押してもらえました。間違いなく厳しい状況だったと思いますけど、クラブのスタッフのみなさんも嫌な顔もせず、送り出してくれました。

──即答した後で、「本当に行っていいのか?」みたいな思いがよぎったり?

しました(苦笑)。もはや移籍するしかないと思っていましたけど、一方で、チームを裏切ったような感じにもなってしまうだろうなと。でも、みんなが背中を押してくれたので、大分で結果を出すしかないと腹をくくれました。「大分に送り出してよかった」と思ってもらえるように、覚悟をもっていくしかないと思って決断しました。

──浜田はリーグ戦ではなかなか勝てずに苦しんでいますね……。

責任を感じています。僕が抜けたシーズンは1勝もできなくて、昨シーズンは2勝しましたが、今シーズンはまだ勝てていない。すごく苦しい時期を過ごしている状況で僕は移籍してしまいましたから、「申し訳ない」という気持ちもありつつ、「いつか戻るからもう少し待っていて」と頑張っています。

──大分で結果を残して、浜田に戻りたい。

はい。今のままでは帰れません。

──では、吉田選手はどこを目指してプレーしていますか?

世界で戦える選手を目指しています。長所はもちろん、苦手な部分も日本代表クラスにならないと世界では戦えないと思います。まずは日本代表になることが夢ですが、そこから世界で戦える選手にならないといけない。日本代表の中心選手になれるように頑張っていきます。

──そういう意味でも、日の丸の10番を背負ってきた仁部屋選手を意識している。

その通りです。仁部屋さん、本当に衝撃的ですから。ドリブルだけじゃなくて、ボールをもっていないときの動きもすごいんですよ。毎日毎日、悔しい思いをさせられています(苦笑)。

──仁部屋選手をいつ追い越しますか?

欲を言えば……2、3年後に追い抜きたいです。

──では最後に、シーズン終盤戦への意気込みをお聞かせください。

試合を動かす選手になるために、ドリブルやシュートの数をどんどん増やしたい。それと守備面では、長所でもある前からのプレスを前面に出して、チームの勝利に貢献したいです。

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