ブルーノ・ジャパンの最新序列。W杯出場権を懸けたアジア選手権のメンバー争いを読み解く。
PHOTO BY軍記ひろし
“ピヴォ御三家”を凌駕する選手が登場するのか
●ピヴォ
星翔太
清水和也
森岡薫
────────
平田・ネト・アントニオ・マサノリ
森村孝志
芝野創太
堀内迪弥
小門勇太
「ピヴォ」の3枠は、あまりにも壁が高い。「ピヴォ当ての要」、「4-0システムへの適応」、「前線の起点」、「フィニッシュパターン」、「得点力」、「経験値」といったあらゆる要素が求められるが、それらすべてを兼ね備えた上で、さらに「リーダーシップ」や「オールラウンダー」の資質を持つのが、星翔太、森岡薫、清水和也の3人だ。ブルーノ監督が、星、森岡のベテラン2人に絶大の信頼を寄せているだけでなく、清水はスペインでさらにレベルアップを遂げるエースであるだけに、その座は揺るがない。
残された道は、ブルーノ監督がピヴォを4人にするかどうか。
基本的に、どの選手にも求められるのが総合力であり、一芸に秀でる「ジョーカー」は選ばれづらい。左利きのピヴォである森村孝志や両利きの芝野創太はサイドアタッカーとしての能力も高いが、最低でも星や森岡が持つ「得点力」を見せない限りは厳しいだろう。また、国内最上級のパンチ力を持つレフティー・小門勇太も期待値が高いが、やはり、フットサルに転向してわずか数年の経験不足を無視できるだけのゴールを示せるかがカギとなる。海外組の平田・ネト・アントニオ・マサノリや、負傷離脱中の堀内迪弥も能力値は高いものの“ピヴォ御三家”を凌駕する可能性を示せないことには、メンバー入りは難しいだろう。
▼ 関連リンク ▼
- 【日本代表】アジア最高峰の戦いの末にホームで辛勝。第1戦で敗れたタイ代表に3-1で競り勝つ!
- タシュケントの悲劇を経て。10年間、代表チームのリーダーであり続けた星翔太が見据える“悲願のW杯”。
- 吉川智貴の「代役先発」で証明したもの。「主役じゃなくていい」という変幻自在の天才・西谷良介の価値。
- 異例の“空白期間”を乗り越えて--。日本のエース・仁部屋和弘がタイ戦で見せたスーパーな二面性。
- 【国際親善試合】ゴールを決めた森岡&星を再評価「2人はスペシャリスト。求めているものに対して高い役割で完遂してくれた」(日本代表 ブルーノ・ガルシア監督)
- 【国際親善試合】タイ代表の強固な守備を崩せず不安が残る敗戦「次はゲームプラン自体を変えていく必要がある」(日本代表 ブルーノ・ガルシア監督)
- 【日本代表】2020W杯へ向けて、ブルーノ監督と日本フットサルが挑む一大プロジェクト。「チーム作りは70%に達している」
- 【日本代表】森洸、田村友貴が代表デビューも第1戦は低調・日本が加藤未渚実のゴールのみに終わりタイに敗戦
▼ 関連記事 ▼
-
2024.11.22
-
2024.11.21
-
2024.11.21
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.19