更新日時:2020.11.10
【日本代表/WEB取材】「現実から逃げずに向き合う必要がある」クラブチームに連敗した現状をベテランの西谷良介はどう受け止めているのか。
PHOTO BYSAL編集部
バルドラール浦安、Y.S.C.C.横浜にトレーニングマッチで連敗してしまっている日本代表チーム。延期になっているとはいえ、そう遠くない先にワールドカップ出場権を懸けたAFCフットサル選手権を控える代表チームは、この連敗を受けてどんな雰囲気になってしまっているのだろうか。
代表の中核メンバーでありながらメンタル、技術に浮き沈みがなく常に高水準のパフォーマンスを発揮している西谷良介は、一歩引いた視点からこの現状をどのように捉え、今回のトレーニングキャンプをどんなモチベーションで取り組んでいるのだろうか。
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ここを糧に前を向いて成長しないといけない
──西谷選手は、メンタル・技術共に浮き沈みがなく、常にパフォーマンスを発揮できます。そういう選手から見て、コロナ禍の代表チーム活動や、浦安、横浜に連敗する中でのピッチ上の変化を感じるか?
コロナ禍のなかで合宿や、海外は行けないが国内でできていることに選手一人ひとり感謝しています。初めて、久しぶりに行われた、茨城合宿でもスタッフからも話がありました。そういう気持ちで取り組んでいます。その中で、代表活動でできなかった時間も長かったし、今までにないような感覚はたしかにありました。
実戦でもフィットする時間も必要でした。そこを経ている感じもあります。なんとしても、クラブチームに連敗している現実から逃げずに向き合う必要がある。悔しさ、危機感を練習から感じます。大事なのは自分たちの自信。結果を出して、自信につなげていきたいと思っています。
──コロナ禍でどんな体づくり、コンデイション作りをしてきたか。毎年との違いや代表活動と並行する中で気をつけていることは?
コロナ禍で、シーズンスタートも遅れましたし、今まで以上に自分の体と向き合えました。普段は、トレーニングで向き合う時間が少ないですが、自分のウイークポイントやストロングポイントをはっきりできたし、向き合う時間を長くできたことをポジティブに感じていました。本戦へ不透明なことが続きますが、いつ何が起きてもいいように怠らず、現実を受け入れ、そのときにできることに全力を尽くす。シンプルに考えられています。
──名古屋オーシャンズは1カ月近く試合がないですが調整をどうしているのでしょうか。
試合期間が空くので、試合感覚から遠ざかりますが、チームでプレシーズンのような強度で練習に取り組めていますし、その中でケガから復帰する選手、ペネジオやスパウット選手も合流してくるので、競争意識も強くあると思いますし、プレシーズンのような感覚ではあります。ここで自分たちの歩みを止めずに、まとまって、いい準備をしてまた試合を迎えたいと思っています。
──自信につなげていきたいとのことでしたが、クラブチームに連敗したことで今の代表チームの雰囲気は?
そんなに大きな違いはないですが、いつもの練習の取り組みは、監督からも要求されますし、自分たちから生まれる緊張感は増していると思います。ここを糧に前を向いて成長しないといけないですし、みんな苦しんでいる。疑うこともないと思いますし、自分たちの目標に向かっていくために、一つひとつのプレーに自信を持って、ゴールに迫っていくだけ。大きく変わりはないですが、気持ちの持ち方はいい方向に変わっている。
──そのためにも、明日の試合は重要なものになると思いますが立川・府中アスレティックFC戦に向けては?
いい準備をできています。練習も高い強度、集中がありますし、戦術理解度は、2試合をこなして不安もないので、目の前の相手に全力を尽くして、いい結果を出したいと思います。
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