1月14日から16日に、Ｆリーグ2021-2022 ディビジョン１の6試合が各会場で行われた。

湘南がクラブ史上最高の2位でフィニッシュ！

墨田区総合体育館で行われたフウガドールすみだvsバルドラール浦安では、今シーズンで現役を退く渡井博之と藤原潤、滝田学が出場した。

試合が動いたのは13分のこと。藤原がハーフウェーライン付近までボールを運び、左サイドの大島旺洋へと展開。大島のゴール前への折り返しがオウンゴールを誘い浦安が先制する。

しかし19分に鬼塚祥慶のゴールですみだが同点に追いつくと第2ピリオド21分、今度はすみだがオウンゴールを誘い2-1と逆転する。だが23分に浦安の加藤竜馬に1点を返され再度同点になると、すみだは34分にまたもオウンゴールから失点してしまい2-3に。追いかけるすみだはその後パワープレーを開始。38分に渡井が正確なパスを蹴り、ゴール前の中田秀人が胸で押し込んで三度同点。引退する選手のラストゲームに勝利を添えたい両者の対決は、引き分けに終わった。

15日に、丸善インテックアリーナ大阪でシュライカー大阪と立川・府中アスレティックFCの試合が行われた。

今シーズン限りでの引退を発表しているシュライカー大阪の水田貴明は先発で出場。試合は両者共に慎重な立ち上がりを見せ、スコアが動かない時間帯が続きスコアが動いたのは19分だった。井口凛太郎が粘ってボールをキープすると、その流れからボールを拾った田村友貴が左足で決めてホームの大阪が先制に成功する。ここから両チーム共にゴールに迫る激しい展開となったが、このままハーフタイムを迎える。

第2ピリオド、同じく今シーズン限りでの引退を発表している大阪のGK澤野亮太がピッチに立つ。しかし、22分にキックインから新井裕生にゴールを奪われて同点に追いつかれてしまう。だが25分、間接フリーキックの流れから加藤未渚実が決めて再び大阪がリードを奪うと26分、加藤翼がゴレイロを冷静にかわして左足でゴールを決めて2点差に。意地を見せてくる立川・府中は28分にコーナーキックの流れからジョーがゴールを決めて1点差に詰め寄られる。

このまま試合は終盤を迎え、立川・府中がパワープレーに出てくる。しかし、次の1点は大阪だった。田村が右サイドで縦に突破すると、折り返しを清水寛治が決めて4-2。再び2点差になると40分に、松川網汰、堀内迪弥がゴール。終わってみれば試合は6-2で大阪が快勝した。

16日に、町田市立総合体育館でペスカドーラ町田と湘南ベルマーレの“境川決戦”が行われた。

試合は、境川決戦らしい激しい攻防となる。町田のクレパウジ・ヴィニシウスや湘南の高橋広大、本田真琉虎洲がシュートを放つも、両ゴレイロの好セーブの前に得点を奪えない。スコアレスのままハーフタイムを迎える。

第2ピリオド、先にスコアを動かしたのはホームの町田だった。21分に、PKをヴィニシウスが冷静に決めて先制に成功。さらに、29分に、福田亮からのパスを山中翔斗が得意の左足で決めてリードを2点に広げる。流れが町田に向きかけていたが、32分に、ピレス・イゴールが一発退場になってしまう。

数的優位を生かしたい湘南は、キックインから山﨑歩夢が放ったシュートがオウンゴールを誘発し、湘南が1点を返す。終盤にパワープレーに出た湘南は、38分に山﨑が決めてついに同点に追いつく。その後、両チーム共にチャンスはあったが決めきれず試合は2-2で終了。湘南はクラブ史上最高のリーグ2位でシーズンを終えた。

リーグ戦はこの第22節が今季の最終節。しかしまだ延期になったままで開催されていない試合が残っている。延期になっている試合はすべて開催されるそうだ。

今節の結果は以下のとおり

■試合結果

1月12日（水）※第20節延期分

1月12日（水）※第9節延期分

1月14日（金）

1月15日（土）

1月16日（日）

■順位表

■延期試合一覧

・第20節 立川・府中アスレティックFC vs Y.S.C.C.横浜
・第21節 Y.S.C.C.横浜 vs エスポラーダ北海道
・第22節 Y.S.C.C.横浜 vs ボルクバレット北九州
・第22節 名古屋オーシャンズ vs ボアルース長野