更新日時:2026.11.07
38分間守り抜いた日本代表に何が足りなかったのか?高橋健介監督がアフリカ王者・モロッコとの第1戦で感じた“世界のトップ”【記者会見】

PHOTO BY本田好伸
【国際親善試合】日本代表 0-1 モロッコ代表(11月6日/クラサス武道スポーツセンター/大分)
フットサル日本代表は11月6日(金)、大分県のクラサス武道スポーツセンターで行われた国際親善試合で、FIFAランキング6位のモロッコ代表に0-1で敗れた。
高橋健介監督率いる日本は、アフリカ王者を相手に粘り強い守備を見せ、試合終盤まで無失点を維持。しかし、後半残り2分を切ったところで失点を喫し、ホームでの第1戦を落とした。
試合後、高橋監督は「非常に悔しい試合」と振り返りながらも、世界屈指の攻撃力を誇るモロッコを約38分間無失点に抑えた守備を評価。一方で、ボール奪取から得点につなげる精度や、失点場面での個人戦術について課題を挙げた。
本当に「悔しい」の一言

──今日の試合を振り返ってください。
まず最初に、ここ大分でこうやって試合を開催できたことは、たくさんの方々の大きなサポートがあってのことなので、本当に感謝しています。
試合の感想としては、もう本当に「悔しい」という一言です。最後までゴールを信じて大きな声援を送ってもらっていましたし、その声は僕たちにも聞こえていました。なんとか1点を取って、まずは勝ちを目指していたので、非常に悔しい試合です。
ただ、世界でも本当に攻撃力のあるチームに対して、38分ぐらいまではゼロに抑えられていたところは、少しポジティブに考えています。一方で、ゴールを取らないと勝てないスポーツですので、その部分は(第2戦まで)日数がありませんが、少しでも改善できるように、明日の時間を使って取り組んでいきたいと思います。
──モロッコは4-0システムを使い、流動的にポジションを変えながら攻撃してくるチームです。今回の試合に向けて、3日間で具体的にどのようなトレーニングをしてきたのでしょうか。
ハーフライン付近からプレスを設定して、そこから押し上げていくというものを、この試合に向けて準備しました。もちろん、この3日間はそのトレーニングだけではなく、自分たちのモデルもありますので、攻撃においてもモビリティを持ってボールを保持することにトライしました。
それに加えて、守備で(プレスのラインを)押し上げたところで相手のボールを引っ掛けて、奪いにいくというところは、かなり重点的にトレーニングしました。そういったシーンも作れた部分はあったと思っています。あとは、それをゴールにつなげていくことが必要だと感じています。
──ブラジル遠征では招集されていなかった選手を先発で起用しました。また、選手によって出場時間にも差がありましたが、それは事前に想定していたのでしょうか。それとも、拮抗した試合展開を見ながら判断したのでしょうか。
まず、全員を早い段階で起用しました。そのなかで、自分たちが押し込まれている時間帯、逆に押し込めている時間帯、プレスがかかっているかどうかを見ながら、自分が決断しました。
あらかじめ全員を均等に使うことは、あまり想定していませんでした。あくまで勝つために、今の状況において必要な選手が誰なのか、どのグループなのかを考えて選びました。
モロッコの駆け引きは世界トップ

──モロッコは4-0システムで非常に流動的なポジションチェンジを繰り返していました。それに対して日本はマンツーマンでついているようにも見えましたが、守備のモデルとして、どのような対応を考えていたのでしょうか。また、その手応えについて教えてください。
システム上はマンツーマンに見えているかもしれませんが、ゾーンによって自分たちの守備のシステムは変化しています。そのトレーニングを開始したのはAFC(アジアカップ)の後からになるので、トレーニング回数でいえばブラジルでは1回、今回は3日間ありましたが、全員が参加できたのはほぼ2日間でした。
少しずつ積み上がってきている感覚はありますが、その成果というのは、やはりボールを奪ってカウンターに行き、ゴールにつなげることです。その部分に関しては、まだもう一歩足りないところがあります。そこの精度を一つずつ上げていくことが、自分たちの武器につながっていくと考えています。
──失点場面では、モロッコの選手がサイドからドリブルで斜めに仕掛け、ゴール前にブラインドサイドから選手が入ってきました。こうした攻撃を何度も繰り返していましたが、どのような対策をしていたのでしょうか。また、最後に失点してしまった場面をどう捉えていますか。
あのプレーがモロッコの得意なプレーだということは、僕らスタッフはもちろん、選手自身も理解していました。ただ、そこでの駆け引きのうまさやタイミングは、やはり世界でも本当にトップの選手たちです。
あそこまで押し込まれる前に、一度押し返さなければいけませんし、最後のところでは、背中を取られないように体の向きを作る必要があります。それは守備の個人戦術や技術になりますので、日常からそういったところを突き詰めて、やり続けるしかないと思っています。
あのゴールに迫ってくる、マークを外す動きというのは、本当に世界トップだと思います。それを自分たちは超えていかなければいけない。最後の最後に、それを突きつけられたと思っています。
▼ 関連リンク ▼
- 「世界の強豪に勝利する姿を見せたい」高橋健介監督が語るモロッコ戦への決意と16名の選考基準【日本代表】
- モロッコ代表戦のメンバー16名を発表!内村、石田、礒貝、毛利、ブラジル遠征で不選出の4人が復帰 チームは6日、8日に大分で連戦【日本代表】
- 【日本代表】AFC フットサルアジアカップ インドネシア 2026 完全ガイド|試合日程・結果・順位表|試合会場【最新情報】
- 3位決定戦でカーボベルデに3-1で勝利!エース・清水和也が2得点、今大会初白星で3位終戦 決勝はブラジルがアフガニスタンを6-0で下して優勝【フットサル日本代表】
- 【日本代表】ブラジル遠征メンバーが発表!大阪の守護神・関口優志が5年ぶりに代表復帰 リーグ戦で好調な水谷颯真、柴山圭吾らも選出 14日から6カ国の国際親善大会に参加
- 【日本女子代表】世界女王ブラジルと敵地で連戦!W杯の“リベンジ”に挑む15名が発表!リーグ女王・西宮で好調、21歳の吉野遥菜が初招集
- 【日本代表】「若いうちに世界に出るべき」“海外組”内田隼太がブラジル戦で再確認したもの













