更新日時:2026.11.08
「自分には自信がある」日本代表の10番・金澤空が次のレベルに進む鍵は、守備のスイッチ役からの“明確な結果”【フットサル日本代表】

PHOTO BY本田好伸
【国際親善試合】日本代表 0-1 モロッコ代表(11月6日/クラサス武道スポーツセンター/大分)
フットサル日本代表は11月6日(金)、大分県のクラサス武道スポーツセンターで行われた国際親善試合で、世界ランキング6位のモロッコ代表に0-1で敗れた。
この試合で、日本代表の守備の“スイッチ役”を務めたのが金澤空だった。スピードを生かした強烈なプレスと、そこからゴールに迫るプレーで可能性を示した。シュート数は3本。ただ、ゴールは奪えずに終わった。
この試合で、現チームではGK関口優志に次ぐ、57試合のキャップ数を数えるほど、代表チームの要である金澤は、明確に「結果」を求め、次のステージへと進もうとしている。
試合後、金澤に話を聞いた。
ボールの取りどころを見つけることが重要だった

──試合を振り返っていかがでしょうか。
勝たないといけない試合でしたし、「惜しい」でまた終わってしまったことが本当に悔しいです。このレベルの相手に勝てるようにならないと、自分たちの目標には届きません。勝てるチャンスもかなりあったなかで、最後に引き分けでもなく負けになってしまったことにすごく悔しい思いです。
──これほど流動的に動きながらボールを回してくる相手との対戦機会はあまりないと思います。モロッコを相手にどのように戦うイメージをもっていましたか?
モロッコは事前のスカウティングから、ポルトガルやアルゼンチンなど、どんな相手にもボールを保持して、クワトロを使って、常に主導権をにぎりながらフットサルができるチームだということはわかっていました。
そのなかで、どこで奪うのか、ボールの取りどころを見つけることが重要でした。自分が守備のスイッチを入れる役割を担いたいですし、この半年から1年で自分が成長してきた部分でもあります。そこは求められてもいるので、積極的に出していきたいと思っていました。実際に何回か奪って、1対1やシュートに持ち込むチャンスをつくれたのですが、やはりそこから決めきるところをしっかりとやらなければいけません。
──今日の試合は守備が大きなテーマだった。
そうですね。長い時間ボールを持たれる想定をしていて、しっかりとブロックをつくったところからどうやって押し上げていくかというトレーニングをしていました。もう少し押し上げるタイミングをチームで連動できると思うので、しっかりと振り返って2戦目につなげていきたいと思います。
──相手をつかまえきれない感覚もありましたか?
本当に流動性がありつつも規則性がなくて読みづらい回し方ではありました。ただ、リスペクトして、それを見すぎたことで取りにいけるタイミングを逃しているシーンもあったと思います。相手のバランスが悪くなったところを逃さずにいければ、もっとボールを奪ってマイボールの時間を増やせただろうなとは感じています。
──金澤選手は、相手に体をぶつけるくらいの強度でいく場面もありました。
距離を詰めるスピードは自分の武器ですし、トレーニングやブラジル遠征などを重ねるなかで、ぶつかっても奪いきれる感覚が収穫でもありました。なので、リーグ戦でやっている以上にスイッチを入れることを意識していて、スタートのセットだったこともあり、最初からそこは意識して臨みました。
──金澤選手は、この数年でわかりやすく体つきも大きくなっていますよね。
そうですね。そこはかなり良くなっていますし、継続していきたいですね。
──この試合は、自分たちがボールを持っている時間帯での攻撃に課題を残した印象ですがいかがでしょう。
それはあります。自分たちのボールになった時、どのくらい精度を高く押し込んでいけるか。
パス2、3本で終わったり、前にボールが入らずに相手ボールになったりしていました。今日の相手のようにボールを持たれている試合でそれが続いてしまうと、ずっとディフェンスになってしまうので難しくなります。なので、攻撃の精度や、どのタイミングで前に出せるのかはもっともっとすり合わせていかないといけないと感じています。
メンバーから外れる悔しい思いはもうしたくない

──2026年1月のアジアカップで招集外の経験をして、4月以降の活動では戻ってきました。ずっと選ばれてきたところからのメンバー外を経て、こうしてまた戦えることへの思いは強いのではないでしょうか。
もうメンバーから外れる悔しい思いはしたくないですし、後悔もしたくありません。ここで1試合1試合をどれくらい大事にするか。今まで以上に意識をもってやっています。本当に1試合1試合、結果を残していかないと残っていけないし、簡単に入れる場所でもない。そういう意識はより高まっていると思います。
──名古屋で結果を出しているように、代表でもさらなる結果を求めていく。
そろそろ25歳になりますし、代表のキャップ数もこのチームの中では重ねているほうだと思うので、本当に結果を残して引っ張っていく立場になっていかないといけません(編集部注:現在のチームでは関口優志に次ぐ2番目となる57試合のキャップ数)。パフォーマンスが良いというだけではなく、明確に結果を出すこと。そこを超えられるようになれば、また自分自身も上のレベルにいけます。1日も早く、次の試合からでもそうなりたいですし、なれる可能性も自分自身にはあると思います。自分に自信がありますし、あとはやるだけだと思っています。
──今日の試合を経て、モロッコを相手に結果を出せるイメージもできたのでは?
ブラジル遠征を含めて、自分のレベルを上げることができています。今までは攻撃の意識でしたが、今はディフェンスからチャンスへとつなげられる感触もあるので、本当に攻守両面でハードワークをして、そこからゴールに向かっていきたいと思います。
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