2月24日（金）、Ｆリーグ2022-2023 ディビジョン1 プレーオフ決勝、名古屋オーシャンズvs立川アスレティックFCの第3戦がパロマ瑞穂アリーナで行われ、3-0で名古屋が勝利した。この結果により、名古屋がプレーオフ決勝を3連勝で制し、6年連続15度目のリーグ制覇を達成した。

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日本代表の両ゴレイロが躍動！

駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われた第1戦、第2戦に勝利した名古屋は、6連覇に王手をかけて本拠地へと戻ってきた。対する立川はもう負けられない崖っぷちの状況。王者を相手に、まずは1勝して流れを引き寄せたいところ。

試合はここまでの2戦と同じように名古屋が主導権を握ると、2分には相手のパスを奪った吉川智貴の縦パスから、オリヴェイラ・アルトゥールがブラインドを使ったグラウンダーのシュートを狙う。しかしここはGK黒本ギレルメが伸ばした右足に防がれて、得点とはならず。その後も立て続けにチャンスを作り出したが、集中した守りを見せるGK黒本の好セーブに阻まれた。

すると今度は立川にチャンス。8分に前プレからボールを奪った金澤空が、そのままGKと一対一を迎える。しかしここはGK田淵広史が、うまく間合いを詰めたスライディングブロックで防ぐなど、日本代表に招集された両ゴレイロの安定した守備によって引き締まった展開となった。

迎えた17分、名古屋は相手陣内右サイドの位置でキックインを獲得し、その流れでタイムアウトを取る。試合再開で、キッカーの八木聖人が鋭い斜めのゴールをゴール前に入れると、これが相手のオウンゴールを誘発し、名古屋が先制点を奪った。

追いかける立川は直後の18分、右サイドをワンツーで攻略した南雲颯太が右足でフィニッシュ。しかしボールは左ポストを叩き、ゴールとはならず。名古屋が1点リードで試合を折り返した。

王者・名古屋、無慈悲な強さで6連覇

第2ピリオドは立川がGK黒本を使いながらビルドアップし、名古屋を押し込んでいく。26分には右サイドの高い位置でボールを奪った中村充が、吉川のマークを受けながらも強引にシュート。GK田淵の正面をついたが、立川がチャンスを作り始めた。

しかし次にスコアを動かしたのも名古屋だった。30分に3対2のカウンターを仕掛けると、右サイドの安藤良平が放ったシュートがネットを揺らした。

立川は残り5分で皆本晃がGKユニフォームを着用してパワープレーに入った。しかしその直後、裏に抜け出した吉川を皆本が引っ張って倒してしまう。レフェリーはこのプレーにレッドカードを提示。さらにこのファウルで与えたFKをアンドレシートに叩き込まれて3点差とされた。

その後は立川が、新井裕生をGKに入れたパワープレーを開始するが、名古屋が集中したディフェンスを見せてシュートを打たせず。そのまま試合終了のホイッスルを迎え、名古屋が6年連続15度目のリーグ制覇を達成した。