更新日時:2024.04.23
【アジアカップ2024|ミックス/日本vsタジキスタン】得られなかった結果と、発揮できた自身の強み。山中翔斗「持ち味を出せたなかで、今度はアジアの壁を越えていかなきゃいけない」
PHOTO BY本田好伸
4月22日、日本代表はタイ・バンコクアリーナでAFCフットサルアジアカップ2024グループステージ第3節・タジキスタン代表戦に臨み、1-1で引き分けた。この結果により日本はグループステージを突破できず、ワールドカップ出場権を逃した。
国内合宿の時から「出場するからには、絶対に結果を残してやるという気持ち」と貪欲さをみせていた山中翔斗。そんな山中の、今大会でのゴール数はゼロ。ただ、数字としての結果だけではなく、自分のストロングポイントであるドリブルからのシュートを発揮し、グループステージ3戦を通してチームに勢いをもたらした。
通用したこともあった初めてのアジアカップで、大会を終えた今なにを感じているのか。試合を終え、山中に話を聞いた。
■タジキスタン戦 ハイライト(グループC第3戦)
↓日本代表の全てがここにある↓
この大会を通して自信につながった部分もある
──厳しい戦いになりました。率直に、この大会が終わってしまった今、どんな思いがありますか?
まだちょっと現実を受け入れられないという感じです。なんて言葉にしたらいいのかわからないですけど、本当に終わってしまったんだな、これでワールドカップに出れないんだなという……。ちょっと今、じわじわと実感が湧いてきています。
──どちらかというと、失った感覚というのはこれから先もっと出てくると思います。当然山中選手の世代はこのアジアカップ2024に照準を合わせてきたと思いますし、まずはワールドカップ出場を目指してきたなかでそこに届かなかった。山中選手としてはどういうところが足りなかったと感じますか?
すべてにおいて足りなかった。決定機、技術、走力、戦術のところが、同じグループの3カ国に対して足りなかったのかなと思います。
──1試合目の第2ピリオドから出た時と同じく、山中選手が打った15mくらいのシュートなど、今日も山中選手がいたセットで流れを取り戻していた感じがします。ご自身でこの3試合を振り返って改めてどう感じていますか?
出場機会があるなかで決めきれないのは、本当に自分のなかでも悔やまれる。かといって全部が全部ダメだった訳ではなくて、この大会を通して自信につながった部分もあります。
やっぱり自分の持ち味であるドリブルシュートは間違いなく出せたと思う。ただ、それを出せたなかで、アジアの壁を乗り越えていかなきゃいけないのは、本当にこの大会を通して現実を突きつけられたし、これがフットサルなんだなと身をもって感じています。
──自信をもてた部分でいうと技術的にもそうですし、得たものも大きかったと思います。どんな部分をこの代表チームの活動期間で手にしたと感じますか?
最初の合宿が始まった時から1日1日が貴重で、自分に足りないものをコーチ陣は教えてくれるし、木暮さんが要求してくるものに応えなきゃいけないというのはありました。本当に素晴らしい人間性をもったチームメイト、スタッフが揃っていた。初戦で転んでしまいましたが、2戦目で韓国に勝った時に「これなら絶対いける」と自分のなかでも決心がついて今日を迎えたんですけど、やっぱり現実は甘くなかった。
決めるべきところを決めきれない、嫌な時間帯に失点してしまう。誰が悪いとかではなくてチーム全体の責任だと思いますし、そこは受け止めていきたい。まだ若い(金澤)空や(甲斐 )稜人や(山田)凱斗だったりが自信をもってプレーしていたと思うし、みんなが出し切ったなかでの結果なので、また次回代表に呼ばれた時には、気持ちを切り替えてまた上を目指していけたらなと思います。
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