更新日時:2024.05.22
三浦知良がW杯予選敗退のフットサル日本代表にエール「フットサルもサッカーファミリーの一つ。こういう経験からまたさらに強くなっていくはず」
PHOTO BY本田好伸、青木ひかる
5月21日、ポルトガル2部UDオリベイレンセで1シーズンを過ごした、元サッカー日本代表の三浦知良が羽田空港着の航空機で帰国。
空港内ロビーにて記者会見に出席し、4月に行われたFIFAフットサルワールドカップ予選敗退について言及した。
アジアで勝つことも、世界で勝つ以上に難しくなってきている
今シーズンで現役39年目を迎える“キングカズ”こと三浦知良は、2012年に当時のフットサル日本代表を率いたミゲル・ロドリゴ監督のサプライズ招集を受け、タイで行われたワールドカップに出場。自身初の“W杯”となったこの大会で三浦は、グループステージでブラジル、ポルトガルと死闘を演じたゲームで実際にピッチに立ち、フットサル日本代表史上初のベスト16入りに貢献。現在、フットサル日本代表の指揮官を務める木暮賢一郎監督とも、チームメートとしてともに世界と戦った。
今年2月には、フットサル日本代表のポルトガル遠征にて行われた親善試合の会場に三浦も駆けつけ、かつての“盟友”の健闘をスタンドで観戦していた。
「ポルトガルに代表チームが遠征に来て親善試合があって、(木暮賢一郎)監督とも一緒に戦った仲なので応援に行きました。ポルトガルという今世界で一番強いチームに対して非常にいい試合をしていたので、アジアでの予選は、正直大丈夫ではないかなと思っていました」
しかし、4月18日に開幕したAFCフットサルアジアカップ2024にて、フットサル日本代表はまさかのグループステージ敗退。2016年に続き“自力”でのワールドカップ出場を逃した。この結果に、三浦も「サッカーも含めて、アジアで勝つことも世界で勝つ以上に難しくなってきているのかなと感じた」と率直な思いを吐露。
「アジアの国のなかで、日本はフットサルもサッカーもトップレベルなので、そういう相手に対してほかのチームの戦術や戦略、戦い方も変わって進化していますし、本当に難しいな、と。でも、こういう経験からまたさらに強くなっていくのではないかなと思うので、これをどう次に生かしていくか。僕も選手として経験したことがありますがフットサルもサッカーファミリーの一つなので、ぜひまたワールドカップを目指していってほしいなと思います」
自身も日の丸を背負って戦ったフットサル代表の“後輩”に向けて、エールを送った。
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