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2020.08.19

【日本代表/WEB取材】「フットサルをまたプレーしたい、できる、できる」。10万人に1人の難病からカムバックしたイゴールが多くの支えに感謝

PHOTO BY軍記ひろし

ピレス・イゴールが10万人に1人とされる難病のギラン・バレー症候群を患ったのが今年1月。

発覚から即入院となり、直前に控えたアジア選手権メンバーから離脱し、今年9月に予定されていたW杯の出場は絶望的だった。それどころか、再びフットサルができるようになるのか、トップカテゴリーに戻ってこれるのかもわからないような状況のなかで闘病生活を続け、2カ月後にようやく退院。リハビリを経て、6月にはペスカドーラ町田のSNSを通して元気な姿でトレーニングに臨んでいる様子も見せていた。

そして発症から7カ月の期間を経て、日本代表へと戻ってきた。

当初、2月に予定されたアジア選手権は11月の開催へ、9月に予定されたW杯は2021年9月へとスライドされたことで、もう一度、初めてのW杯出場を目指せることになる。イゴールは、どんな思いでこの7カ月を過ごしてきたのか。そして今、何を感じているのか。

病気からの復帰後初めてのWEBインタビューで、その胸の内を明かした。

もうフットサルができないかもしれないと思った

──お帰りなさい。復帰おめでとうございます!

ありがとうございます。

──(2016年に)日本人となり、初めてのW杯を目指すところで難しい病気にかかってしまいました。治療が早ければ治るのも早いということも聞きます。コロナ禍では、病気の方にとっても難しい状況がありますが、一方で、延期になったことでW杯のチャンスが出てきました。どういった心境でしょうか?

この病気のことは入院するまで全く知りませんでした。インターネットで検索して、マジか……と。もうフットサルができないと思いました。もっと悪くなるかもしれないと。でも、先生が早く見つけてくれて治療ができ、そんなに悪くならなかったことは先生のおかげです。ありがたかったです。最初に考えたのは生活のことです。普通の生活ができるのだろうか。フットサルももちろんしたかったですけど、まずは生活のことでした。

それで少しずつコンディションが戻って、フットサルができるようになり、パフォーマンスがどうなるかはわからないなかでしたが、やってみようと。コロナが影響がして(W杯をもう一度目指せることは)、僕にとってはいいことなのかもしれないですが、世界中でたくさんの人が亡くなっていて、すごく悔しい。自分にチャンスがあることは間違いないですが、うれしいという気持ちではありません。コロナの状況はさびしいです。

ですが、今はチャンスがあって、代表のスタッフの方たちも僕のコンディションはわからないと思うので、ここから120%を見せたいです。

──最初にどんな症状が出たのでしょうか?

少しずつ、足が痺れてきました。そこから少しずつ上にきて、口の中も痺れてきたのですごく心配になって病院に行きましたが、3、4回の検査では何もわかりませんでした。その5日後に、おそらくギラン・バレー症候群だろうということですぐに入院して治療を始めました。その時はまだ100%その病気かがわからないという状況でした。でも、治療を早くしないといけないとコンディションがどんどん悪くなるので。

──今でも再発の怖さがあるのではないでしょうか?

ペスカドーラ町田の練習が始まったときは体が固く、ストレッチも難しかった。病気で9キロも痩せましたが少しずつ戻ってきた。今は、大丈夫。何も問題ない。コンディションもいい。最初はチームの練習でも動きが固く、アジリティも遅かったですが、今は大丈夫です。

──入院中やリハビリ中に不安もあったと思いますが、何が支えとなりましたか?

たくさんのメッセージやサポートをしてもらいました。たくさんお見舞いもしてもらいました。それがすごくありがたかったです……今それを思い出しています……(言葉に詰まる)。本当に大変なときに、病気と戦う力となりました。うれしかったです。僕にとっては、本当にみんなからの声が力になりました。フットサルをまたプレーしたい、できる、できると、少しずつ……。

──たくさんの人がW杯への期待をしているなかでの病気の発覚でした。そこに向けたメンバーに、改めて選ばれたこと。そして、またフットサルができること。どう感じていますか?

まだ試合がなく、みんなはどんなプレーができるかがわからないでしょうし、本当なら代表に入っていないと思います。チームではすごく頑張っていますし、ブルーノ監督とルイス・ベルナット監督が(自分のコンディションのことなどを)話してくれていたなかで、絶対にW杯でプレーしたいとも思っていましたが、本当はチャンスがなかったと思う。でも、選ばれたからにはいつも通り。

僕はいつも、代表合宿に来るたびにこれが最後のチャンスだと思ってやっています。年齢も上がっていますし、いいプレーができなければ若い選手が入ります。だから110%を出さないといけないと思ってやってきました。そういうなかで来年へのチャンスがきた。だから、120%の力を出します。

──フットサルができてうれしい。

それは間違いありません。入院したときは本当に迷いました。もうフットサルができないかもしれないと。もしできたらうれしいなって。またプレーができて、代表にも入って、本当にうれしいです。

──応援しています!

ありがとう。入院中もメッセージをもらいました。ありがとうございます。本当にうれしかったです。

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