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2021.08.06

【日本代表/WEB取材】日本のエースとして、フットサルのさらなる発展を願う清水和也。「日本代表が強いと多くの人たちに見てもらえる」

PHOTO BY高橋学

リトアニア・ワールドカップ(W杯)の開幕まで、残り1カ月強。日本代表は、8月2日から千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで国内トレーニングキャンプの“後半戦”を行い、スペイン・ポルトガル遠征を経て一気に“W杯モード”へと入っていく。

今大会で活躍を期待されている選手が、24歳の若きエース・清水和也だ。W杯本番では当然その活躍が期待され、自身としても「フットサルを見たことがない方々にどのように魅力を届けられるか」とW杯で結果を残すため強い想いを抱いている。

そんな清水に、今大会に懸ける気持ちとW杯に臨むにあたっての意気込みを聞いた。


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フットサルが日本を代表するスポーツになってほしい

──それほどメディアが多くなく注目されているとは言いにくい状況ですが、フットサル日本代表をこれから盛り上げていくために、日本代表のどこを観てほしいでしょうか?

まず、空いている時間に今行われている五輪を見ていると、選手たちってすごくピッチで輝いて見えます。それを取り上げてくれるメディアの方々、応援してくれる人たちで作り上げている。それがスポーツのもう一つの魅力かなと思います。

フットサルに置き換えると、まだまだ可能性があると見ていますし、ここからどんどん盛り上げて、日本を代表するスポーツになってほしいと思います。そのなかで、選手としてもピッチ上だけでなく、ピッチ外でも頑張らなければいけないことがあります。どうやったら見てもらえるかなと思ったときに、やはり一番は代表活動です。日本代表が強い競技はメディアに取り上げられ、たくさんの方たちに見てもらえる機会があると思います。

やはり僕たちは2016年のW杯を逃していて、その大会以来のW杯で、普段からフットサルを見ている方々に期待していただいていることはわかりますが、フットサルを見たことがない方々にどのように魅力を届けられるか。それは結果だと思っています。しっかり結果を残して、良いニュースを日本の方々に届けられたらいいなと思っています。

僕らの魅力が何かというと非常に難しいところですが、フットサルというスピーディーな展開のなかで、僕たちは強度を高く持ってフットサルをやっていくのがスタイルです。そういうスピーディーな部分を、楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。また、ピッチ外では年齢関係なく、みんな和気あいあいと仲の良い集団になっていると思うので、そういうところを僕たちも発信していきますし、メディアの人たちの力を借りて発信できたらいいなと思っています。

──フットサルの普及という面でも今回のW杯は重要だと思います。また、清水選手のキャリアにとっても重要なものになると思います。清水選手は一番何を重要視していて、何のために、このW杯を戦いたいと思っていますか?

フットサルの国際大会の最高峰は、W杯です。もちろん、オリンピック種目になってほしい思いもありますが、現状はW杯が最高峰の大会だと思っています。そのなかで日本代表のエンブレムや試合前に国歌を歌う時に、簡単にはたどり着けない場所だと思っています。

そして今まで積み上げてきた先人の方たちの想いも乗っている舞台に、自分はフットサル選手として立ている。それは競技人生のなかでも多くない機会だと思っています。選手をやっている以上は、そこを目指して、なおかつそこで世界と対等に戦っていくことを重要視しているので、個人的にも、このW杯は大事な大会になってくると思います。

──最後に日本代表でプレーしたのは2019年に行われた東アジア選手権(AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020予選)のときですよね?

公式大会はそうです、東アジア選手権です。その後(2020年2月に行われた国際親善試合の)パラグアイ戦前に行われたスペイン遠征が試合形式での活動です。

──そこからかなり期間が空きましたが、親善試合でどのようなことを試したいですか?

約1年、代表活動に参加できなかったこともあり、当初は不安もありましたが、1回ごとのセッションを消化していくことで、自分のなかの感覚を取り戻しています。また、新しい連系だったりを構築できているなと実感しています。

W杯まで7試合が予定されていますが、そこはW杯前の非常に重要な機会ですし、公式戦から長く離れていたので、日本代表としても大事な機会だと思います。一戦一戦を大事に戦っていく必要があると感じています。

──1年以上フットサル日本代表の活動から離れていましたが、日本代表のフィジカル面の変化や強くなったと感じたところはありますか?

まず代表活動でのフィジカルトレーニングがかなり増えてきているなかで、チームとしてベースアップができているなという実感はあります。今、試合というと紅白戦になるのですが、そこで感じているものはありますし、しっかりとここで強化してきたことを、次の海外遠征につなげることが重要だと思っています。

フィジカルベースも上がっている分、戦術面、連系も間違いなく上がっています。一番はそれを試合で発揮しないといないといけないと思っています。そういう面も含めて、いろいろ調整が必要かなと。国と国が戦うわけなので、そう簡単にはいきません。最後は気持ちの部分やフィジカル面で走りきることも重要になるので、確認しながらやっていきたいです。

──スペイン遠征の話がありましたが、ケガにより出場していません。次の親善試合で初めてスペイン戦に出場することになると思います。本大会での対戦を含めて、スペイン戦への思いは?

スペインと戦うのは初めてにはなります。個人的には(ケガで出場できなかった)前回の対戦で悔しい思いをしていますし、チームとしてもしています。その分、しっかりと次はピッチに立って戦いたいと思います。

もちろん、スペインだけを特別視しているわけではないですが、個人的にもスペインでプレーしているので、今の自分がどれだけ通用するか。リーグ戦と違う形になると思うので、非常に楽しみにしています。プレー面では特別何かをするということではなくて、しっかりと自分自身が与えられている役割を発揮できるように頑張っていきたいと思います。

──スペインでプレーしている日本人という点で、久保建英選手と重なる部分が多いと思います。さらに大会前の親善試合と本大会で対戦する流れもサッカーと似ているなと感じています。久保選手や、サッカー日本代表の試合から何かインスパイアされたりしたことはありますか?

僕はあまり意識していないです。久保選手は偉大な選手だなと思いますし、フットサル側の人間からもリスペクトされているところがあります。実際に僕のスペインのチームでも「久保はすごいね」という話をよくします。それくらい影響力ある選手だと思っています。

スペインの試合を見ても前後半90分、延長を合わせてトータル120分のなかで、一瞬の隙で国際試合は決着がつくなというのが、自分のなかでも感じたことでした。そういう意味でも、このスペイン遠征、W杯の前に行われる7試合というのは非常に重要になってくると。

自分たちも40分、(決着がつかなければ)そのあと延長戦で前後半5分、そしてPK戦があります。トータルの試合をしっかり考えて、最後まで全力で戦うことが求められると思っています。やはり長く実戦を戦っていないこともあって、なかなかそこに照準を合わせるのは難しいですが、W杯前の7試合で、しっかりと自分たちで対策を練って、W杯に入れるように、本当に良い準備が必要だなと感じました。

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