SAL

MENU

作成日時:2021.09.18
更新日時:2021.09.21

【スペイン戦速報レポート】肉薄するもスペイン強し!! 日本 2(2-1)4 スペイン |グループE第2戦

PHOTO BYFIFA/Getty Images

17日(日本時間17日24時キックオフ)、フットサル日本代表はリトアニアで開催中のFIFAフットサルワールドカップ 2021 グループステージ第2戦を戦い、フットサルスペイン代表に2-4で敗戦。第1ピリオドを2-1で折り返し、連勝でグループ突破を期待されたが、あと一歩届かなかった。


FIFA フットサル ワールドカップ 2021
J SPORTSオンデマンドで全試合LIVE配信!


星翔太と逸見勝利のゴールで、前半を2-1のリードで折り返す。

スペイン強し、終わってみればそう感じさるを得ない試合だった。日本は善戦した。世界ランク1位のスペインに対して真っ向勝負を挑み、好ゲームを演じたが、やはり世界の頂上はまだ遠かった。

後半のゴールを奪いにきた時、リードしてからの試合の進め方、敵ながら思わず「うまい」とため息をこぼすシーンが多かった。

スコアは第1ピリオド4分に早速動いた。日本は、右サイドをアドルフォとボルハのコンビネーションによって切り崩されると、中央のボルハにミドルを決められ先制を許した。

嫌な展開になったが、日本は怯むことなく前線からのプレッシングで流れをつかむ。5分、右サイドの高い位置でボールを受けた星翔太が、ダブルタッチで相手選手をかわして右足を振り抜く。このシュートは、相手GKに弾かれたが一ついい形をつくれた。

日本の同点弾が生まれたのは、その直後のことだった。持ち味である前線からのプレスで、守備でも主導権を握ると、スペインのパスミスを誘発。星翔太がこぼれ球を拾い、ミドルシュートを打つと、これは相手ディフェンダーに当たって軌道が変わりゴールネットを揺らした。

これで勢いに乗った日本は7分、右サイドの高い位置でキックインのチャンスを得ると、加藤未渚実が直接シュート。GKのこぼれ球に、逸見勝利ラファエルが詰めるが連続セーブに遭い、CKへ。するとこの右CKで、逸見が逆サイドの遠目の位置からダイレクトボレーで合わせると、相手GKの股下を抜いてゴールネットを揺らして逆転に成功した。

スペインを相手にリードした日本は、その後も集中力を切らすことなく対応。スペインのエース・ソラーノを星龍太が中心になって抑える。しかし、第1ピリオド残り3分44秒に吉川智貴が体を寄せた際に足を引っ掛けてしまい、日本はこれで5つ目のファウル。次のファウルで第2PKを与えてしまうことになるため、ディフェンスが距離を詰めづらい状況に。

スペインに押し込まれ防戦一方になりながらも、日本は体を張ったディフェンスでゴールを守り抜く。リードしたまま第1ピリオドを終えられると思ったが、星龍太がファウルしてしまい第2PKを与えてしまう。終了間際に絶体絶命のピンチを迎えたが、守護神のピレス・イゴールが相手の10番・アドリの蹴ったシュートをファインセーブ。強豪のスペインを相手にしながら、1点リードしてハーフタイムを迎えた。

 

第2ピリオドは逆転されながらも、最後まで果敢に挑んだ

第2ピリオドの立ち上がりは、両者強度の高いプレスをかけ合い、互いに自由を与えない。

ここまで堅いディフェンスでゴールを守っていた日本だが、26分にその牙城を崩される。自陣右サイドで星龍太がソラーノとマッチアップすると、反転を許してしまい突破される。ソラーノに対しイゴールと加藤が寄せにいくが、ソラーノのシュート性のパスをゴール前にいたフリーのチノにたたき込まれ、2-2に同点とされる。

それでも日本は、勢いに飲まれることなく、果敢にゴールを狙いにいく。29分、西谷良介が前線の清水和也に長いパス。清水の落としを、走り込んだ西谷がシュートで合わせたが、相手GKのファインセーブにあいゴールとはならない。

一進一退の攻防が続く30分、日本がペナルティエリア左付近で痛恨のFKを与えてしまう。デザインされたサインプレーからラウル・カンポスに正確なシュートを決められてしまい、2-3に。再びスペインにリードを許してしまう。

残り10分。まずは追いつこうとする日本は、徐々に攻勢を強め、スペインゴールへと迫っていく。36分、星翔太がドリブルを仕掛けると、相手のペナルティエリア右付近で倒され、FKを獲得したと同時に、スペインは第2ピリオドこれで5つ目のファウル。

日本が同点に追いつく千載一遇のチャンス。左利きの加藤がゴール右サイドへ向かって走り、オリベイラ・アルトゥールの縦パスをダイレクトで中に折り返す。しかしゴール前の清水にはボールは行き届かず好機を生かせなかった。

1点を追う日本は、残り1分39秒にパワープレーを開始。GKのシャツを着たアルトゥールがピッチに入り、リスクをかけてゴールを狙いにいく。

しかし残り1分5秒、相手陣地でボールを失うとトルラに正確なロングシュートを無人のゴールに蹴り込まれスコアは2-4に。

2点差にされながらもパワープレーを続行した日本は、残り31秒に6つ目のファウルを受け第2PKを獲得。アルトゥールがキッカーを務めたがシュートはスペインの守護神・ヘスス・エレーロに止められる。日本が相手GKが5mのラインを出ているのではないかと、ビデオサポートを実施したが、判定は覆らず試合は続行。日本はパワープレーを続けるもゴールは遠く、2-4で敗れた。

最後まで世界ランク1位のスペインに対し、堂々と渡り合った日本代表に拍手を送りたい。

【9月17日】24:00KO(日本時間)
<W杯GS第2節結果>
日本 2(2-1)4 スペイン

<得点者>
04’ 0-1 ??ボルハ
05’ 1-1 ??星翔太
07’ 2-1 ??逸見勝利ラファエル
26’ 2-2 ??チーノ
30’ 2-3 ??ラウール・カンポス
40’ 2-4 ??トルラ

日本代表&W杯特集

▼ 関連リンク ▼

  • Fリーグ2024-2025 試合日程・結果/チケット情報/放送情報
  • Fリーグ2024-2025 最新移籍情報/加入・退団・引退
  • 【最新情報】FIFA フットサルワールドカップ|W杯|試合日程・結果・順位表|試合会場
  • 【大会・試合情報】日本トリムPresents 全国女子選抜フットサル大会|トリムカップ

▼ 関連記事 ▼