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2021.11.28

【日本女子代表/WEB取材】須賀雄大新体制で“なでしこ5”始動!チームのコンセプトは「憧れと共感を持ってもらえるチーム」

PHOTO BYJFA

11月25日から28日まで高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを行なった日本女子代表。自身のキャリアで初となる女子チームの指揮官を務めることになった須賀雄大監督が、就任から3日後に行なわれたトレーニングキャンプ初日を終えてオンライン取材に応じた。


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須賀雄大監督(日本女子代表監督)

──日本代表のエンブレムを身につけて初めてのトレーニングキャンプでしたが、初日を終えての感想は?

このエンブレムの重さというのは、身につけてみて改めて感じるものだなと思っています。一方で、自分はクラブで監督をやりながらも、常に日本代表を意識して過ごしていました。より良い選手を代表に送り込む。もしくはリーグをレベルアップさせて、それが結果として強化に繋がっていくと思っていました。

今回はそういった役割から「監督」という役割を任命されて、自分自身の考えとして、「フットサルを盛り上げていく」、「日本の文化にしていく」という部分は変わっていないので、このエンブレムをつけた誇りを感じつつ、継続してそういうマインドを持ってやっていくという意識でした。

──今日の練習前に選手たちにはどんなことを伝えましたか?

戦術的なところはトレーニングを重ねていくことになりますが、憧れと共感を持ってもらえるチームになろうと話しました。具体的には、トップレベルの選手として子どもたち、もしくは同じリーグで戦っている選手、これから女子フットサル選手になりたいと思っている選手に憧れられるような選手になってほしいと思っています。

それだけでなく、ファンの皆さん、チームメートから見ても諦めないで戦っていく姿勢だとか、最後まで切り替えを頑張る姿勢を示して、見てくれる人が共感するようなチームになりたいという話をしました。憧れと共感という相反するような要素ではありますが、その2つを併せ持つチームこそが魅力的だなと自分は思うので、難しい作業だけど、まずそれをしっかり獲得していこうという話をしました。

──今日は緊張していたという選手もいましたが、監督の方はどうでしたか?

もちろん緊張しました。トレーニングを行なう選手が20名というのも多いですし、そのほとんどの選手が初めて話したり、コミュニケーションを取ったりする選手たちだったので、緊張感はありました。ですが、選手たちが前向きにトライしてくれたと思っています。

印象としてはとても主体性がある選手たちだなと。例えばトレーニングのオーガナイズ一つとっても協力的に、自分たちで解決してくれるような姿勢は素晴らしいなと思います。一人の社会人として自立している印象を持ったので、そういった姿勢に感謝しています。

──今回のトレーニングキャンプの一番の目的はどんなところにありますか?

一番の目的は、自分自身が選手たちのことをよく知っていくことですね。大枠で見たときに、日本女子フットサル界のトップ選手がどういうパフォーマンスをするか見ることだと思っています。さらに言うと彼女たちのキャラクターを知っていきたいと思っています。

今日のトレーニングではファンダメンタル(基礎的事項)と言いいますか、ベースになる部分を見させてもらいました。具体的に言うと、ピヴォとの関係性。ピヴォ当てという、フットサルの中でもなくてはならないスキルに対して、それぞれがどういう解釈をして、どうそれをどう行なうかを見ていました。

今回の合宿自体、大会がすぐ近くにあるわけではないので、ディティールを詰めるよりもファンダメンタルの部分をしっかり見る。さらにディテールのところを次の合宿に繋げる。そういう活動になればと思っています。

──今後楽しみに感じたことはなにかありますか?

個性って非常にたくさんあると思うので、何か一つということはないですが、フットサルにおける一番おもしろいプレーはゴールに迫る姿勢。そしてゴールを全員で、体を張って守る姿勢だと思います。それを今日はたくさんの選手が発揮してくれていて、たくさんのゴールを見れましたし、たくさんのいいディフェンスを見れました。そういう意味では、フットサルの本質であるゴールを奪い合うプレーが見れましたし、その中に選手の個性がたくさんあったので、明日も非常にワクワクしています。

──4日間ありますがどんな計画を考えていますか?

フットサルは攻撃と守備、トランジションの攻撃と守備の4局面に分かれています。今回は3泊4日取れるので、その全ての局面をトレーニングしたいと思っています。その中で彼女たちにどういうストロングポイントがあって、どういう課題があるのかというところを見ていきたいと思っています。

──須賀監督が就任されて、SNSでは“須賀ジャパン”といったネーミングを期待している声も挙がっていますが。

当然、女子代表としてそういったものがあると面白いかもしれないですけど、今のところ何かをつける計画は考えてないですが、それが必要だなと思えば、そういうフェーズに来ると思います。

自分の立ち位置としては、今回女子の指導が初めてになるので、それをしっかり知ること。そして今回招集している選手のことを早く深く知ること。そういうものを理解した中で、そういう段階があるかもしれない。まずは自分の役割を大事にしつつ、監督という目線からいろんなことを見て、学んでいきたいです。

──選手たちがコミュニケーションを大事にすると話していました。監督として心がけていることはなんでしょうか?

特に何かを心がけてコミュニケーションはとってないですが、その人がどんな人かということが大事だと思っています。自分がこうしたいからというよりは、相手の気持ちに立ってコミュニケーションとってきたので今回も同じ。

20人いれば20人違う考え方があると思うので、一人ひとりなるべくコミュニケーションをとって、どんなことに対してどんな感情を抱くのかということを知っていきたいと思います。

──女子フットサル普及のために考えていることは?

女子Fリーグが発展して、魅力的なリーグになることが一番の普及に繋がると思っていますけど、近道はないと思っています。例えば、今でこそフットサルの育成年代が盛り上がっていると思いますが、昔はそこまでは大きく盛り上がっていなかった。

そこで一人ひとりと向き合って、一人でも多くの人にフットサル選手になってもらえるように、フットサルの魅力を小学生年代に伝えていきました。そういう意味で、まずは女子の選手たちが「フットサルをやりたい」と思わせる環境を作ることが大事なんじゃないかということが一つあります。

それは私が一人でできることではないので、例えば各クラブと連動して、自分がフウガドールすみだにいたときに取り組んでいたノウハウをお伝えしたり、いろいろなコミュニケーションを取りながら問題点を聞いていくという環境を作ることも一つだなと。

これからまた色々なことがわかると思うので、プロモーションの面だったり、そういったところでも力になれる部分があるならやっていきたいと思います。

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