12月24日、町田市立総合体育館にてＦリーグ2023-2024ディビジョン１ファイナルシーズン下位リーグ・第24節が行われ、Y.S.C.C.横浜とフウガドールすみだが対戦。すみだが2-0で勝利した。

試合開始から横浜に主導権をにぎられながらも、集中したディフェンスを見せ、0-0で試合を折り返す。第2ピリオドに入り、攻撃の頻度を増やしたすみだは26分、ピッチ中央を突破した清水誠也が3人に囲まれながらもシュートを突き刺し、待望の先制点をマーク。残り3分を前にパワープレーに踏み切った横浜に対し、8月27日のバルドラール浦安戦以来、先発出場を果たしたGK・入江悠斗が好セーブを見せ、最後は星龍太がパワープレー返しを決め、2-0で試合は終了。この勝利をもって、すみだのＦ１残留が決定した。

試合を終え、北隅智宙監督と畠山勇気が記者会見に出席した。

クラブとして素晴らしい一日になった

●フウガドールすみだ｜北隅智宙監督

──試合を振り返って。

先日の試合後にもお話ししましたが、横浜のスカウティングをしっかりして、自分がゲームに臨めたこと。そしてそれを選手たちが40分間体現してくれた結果です。想定したとおり堤優太選手が非常に脅威で自分たちの頭を悩ませる材料でしたが、割り切ってやり切ってくれました。誠也の一発も星のパワープレー返しも決まり、相手のサインプレーもスカウティングしたとおりでした。クラブにとって素晴らしい一日になったと感じています。

──勝てば残留が決まる試合で、高校生GKの入江選手を起用した決断の理由を教えてください。

選手にも試合前に言いましたが、今日残留が決まるかどうかは自分たち次第で、負けてしまえばまた次がある。残留どうこうで自分たちはプレーしているわけではないですし、ただ目の前の試合に勝つことだけを考えてトライしています。前節のしながわシティ戦も勝利を目指している状況で、2人ともメンバー入りしているという現状があります。

そして最後は、監督の勇気の部分があると思います。今日もし勝ち点を落として名古屋ラウンドで残留を懸けた試合が加速した時に、連戦で岸が先発でピッチに立つことを考えた時に、入江を起用して勝負できるチャンスが、たまたま今日になっただけかなと考えています。

日常の彼のパフォーマンスはもちろん良かったですし、ちょうど高校生も冬休みに入ったことで、トレーニングに毎回参加できて、評価に値できるものを示してくれた。そして期待どおり、今日は力強いプレーをしてくれました。岸、入江、本地一貴のGKチームが日常から競い合って、清家大葵という素晴らしいコーチが指導をしてくれているおかげで成し遂げた結果だと思います。なので、そもそも彼を使う気でいましたというのが回答になります。

この団結力を、名古屋ラウンドでも続けられるように

●フウガドールすみだ｜畠山勇気

──試合を振り返って。

前節に引き続き、フウガらしい団結力、一体感のある試合ができたと思います。選手一人ひとり、スタッフ、サポーター含めて勝利に向かって調整した結果です。これを名古屋ラウンドにも続けていけるように頑張りたいです。