更新日時:2026.10.30
「世界の強豪に勝利する姿を見せたい」高橋健介監督が語るモロッコ戦への決意と16名の選考基準【日本代表】

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日本サッカー協会(JFA)は10月30日、11月6日(金)、8日(日)に大分県のクラサス武道スポーツセンターで開催される国際親善試合・モロッコ代表戦に臨むフットサル日本代表メンバー16名を発表した。
高橋健介監督率いる日本代表は、直近のブラジル遠征を経て、世界の強豪モロッコとの2連戦に挑む。今回のメンバーには、5年ぶりに代表復帰を果たしたGK関口優志や、若手ピヴォの柴山圭吾らが名を連ねた。
高橋監督はメンバー発表会見で、2028年のワールドカップに向けた目標や現在のチームの課題、選手選考の意図について説明した。
モロッコは世界で一番流動性のあるチーム
──まず、今回のモロッコ代表との国際親善試合に向けた意気込みをお願いします。
まず、このような形で国内で国際親善試合を開催できることについて、大分県、大分市、大分県サッカー協会の関係者の皆さんの多大なるご尽力に感謝したいと思います。
世界の強豪国であるモロッコと日本で国際親善試合を行えることは、自分たちが目標を達成していくプロセスにおいて、非常に大きな財産になると思っています。
自分たちには2028年のアジアカップ、ワールドカップ予選を突破し、ワールドカップで過去最高成績であるベスト16の壁を破ってベスト8に入るという目標があります。
モロッコは2021年、2024年のワールドカップでベスト8まで進出している国です。そのモロッコを相手にどこまで自分たちができるのか。目標を達成していく上で非常に重要な相手だと思っていますし、なんとか日本で勝利する姿を見せられるように頑張りたいと思います。
──モロッコ代表について、どのような印象を持っていますか。また、どのような戦い方で臨みたいと考えていますか?
モロッコは非常にモビリティのあるフットサルをするチームで、世界で一番流動性のある攻撃からゴールを奪っている国ではないかと思っています。そこに対して自分たちは粘り強く守備をしながら、一つ、二つとカウンターでゴールを奪うことで主導権を握っていきたいです。
また、自分たちもボールを持つことを怖がらずに攻撃を展開したいと思っています。目標に向かっていく中で必要になる戦術的な部分、技術、メンタル面も含めて、モロッコに対して自分たちが持っているものをすべて出せるように準備していきたいです。
2019年以来の国内での勝利を届けたい

──ワールドカップでベスト8の壁を突破するために、現在のチームが抱えている課題は何でしょうか?
直近ではブラジル遠征がありました。ペルー代表、アフガニスタン代表との試合を経て、予選グループ2位で準決勝に進出しましたが、ブラジルには0-3で敗れて3位決定戦に回りました。
その中で、特にアフガニスタン戦は0-0の引き分けでした。多くのチャンスをつくりながら、ゴールを取り切れなかったという課題があります。まずはゴールを奪うバリエーションを増やしていくことが、一つの課題だと思っています。
また、2026年のアジアカップから続いている課題として、守備でボールを奪ってからゴールにつなげる形で、あまり多くの得点を取れていないという現状があります。今回の活動でその課題を克服して、次の活動につなげていければと思っています。
──今回は約1年ぶりの国内での国際親善試合となります。大分のサポーターにどのような試合を見せたいですか?
大分での国際親善試合は、約13年前にアルゼンチンと対戦して以来になります。その時は引き分けで終わっています。さらに、我々は国内で行う国際親善試合では2019年から勝つことができていません。
だからこそ、たくさんのサポーターの前で勝って、一緒に喜び合いたいです。結果を出すことで、応援していただいている皆さんに恩返しをしたいと思っています。
大分の皆さんはもちろん、遠くから大分まで駆けつけてくれるサポーターの方もいると思いますし、テレビやYouTubeを通して応援してくれる方々もいると思います。
そういった皆さんと一緒に戦って、勝利したいと思っています。ぜひ一緒に戦っていただけたらありがたいです。
リーグ×代表のパフォーマンスが評価基準
──得点力が課題に挙がる中で、今回の16名の選考ではどのような点を意識しましたか?
Fリーグでゴールを取っている選手、結果を残している選手も多く入っていますし、代表チームでゴールを奪ってきた選手もたくさんいます。
今回、前回の活動では選んでいなかった選手も入ってきています。その選手たちには、ゴールを奪うことだけではなく、ゴールにつながるアシストや、その前のチャンスメイクといった部分も期待して招集しています。
こうした競争力を持ち続けていくことが、得点力の向上にもつながってくるのではないかと思っています。そういったことを意識した選手選考になります。
──前回のブラジル遠征からメンバーの入れ替えがありました。新たに招集した選手に期待することを教えてください。
もともと自分たちの代表チームのリストに入っている選手たちですし、アジアカップを一緒に戦ったメンバーがほとんどです。代表チームでのパフォーマンスを評価しながら、リーグでのパフォーマンスを掛け合わせて見て、招集しているということになります。
久しぶりに呼んでいるのは礒貝(飛那大)だと思いますが、彼はFリーグの中で自らゴールを奪うだけでなく、チャンスをつくるところにも本当に多く関わってきています。
その部分を評価して招集しているので、モロッコという世界の強豪国を相手に、いつもどおりのプレーを出してくれることを期待しています。
柴山にはゴールという結果を出してほしい

──石田健太郎選手は、キャプテンの一人を務めていました。けがなどで苦しんだ時期もありましたが、現在はパフォーマンスを上げています。石田選手には何を期待していますか?
チーム全体のバランスを取ることが、彼の一番の持ち味だと思っています。特に攻撃の構築段階でバランスを取れる選手なので、そこを担いながら、彼自身もボールに関わっていくことを期待しています。
また、もっと前に出て、ゴール前に顔を出す回数を増やしていってほしいです。たくさんゴールを取る選手ではありませんが、代表チームではゴールも取ってきています。チーム全体のバランスを取りながら、そういった部分でも力を発揮してほしいと思っています。
──関口優志選手は前回のブラジル遠征で5年ぶりに日本代表に復帰し、今回も継続して招集されました。関口選手への評価と期待を教えてください。
もともとワールドカップにも出場した経験がある選手ですし、長く日本代表の主力としてチームを引っ張ってきた選手です。
ただ、2022年に大きなけがをして、そこから約2年間はしっかりプレーできなかったのではないかと思います。そういった苦しい状況を自分で乗り越えて、今年に入って非常にいいパフォーマンスをしています。まずはシンプルに、そのパフォーマンスを評価して招集しました。
さらに、前回のブラジル遠征では、期待していた以上のパフォーマンスを見せてくれました。ピッチ外においてもチームに大きな影響を与えてくれたことが、今回も招集した理由です。
そういった部分を、引き続き表現し続けてもらいたいと思っています。
──柴山圭吾選手は今回のチームで最年少の選手です。15歳でFリーグにデビューし、前回のブラジル遠征でA代表デビューを果たしました。現在の評価と今後への期待を教えてください。
本当に年々、Fリーグでのパフォーマンスが上がってきていますし、特に相手にとって脅威になる選手になってきていると評価しています。ブラジル遠征でも、そういった部分を少しずつ出せるようになってきました。1試合、1試合の成長率が非常に高かったところを評価して、継続して招集しています。
自分自身も若くして代表チームに入って、そこでジャンプアップしていくような感覚がありました。柴山にも、代表チームでの経験とFリーグでの経験を積み重ねて、大きく羽ばたいていくきっかけにしてほしいと思っていますし、そのポテンシャルがある選手だと思います。
特にメンタル面が非常に強く、しっかり努力を続けられる選手だと見ています。そこを継続しながら、今回はゴールという形で結果を出してほしいと思っています。
■日本代表メンバー/国際親善試合 vs モロッコ代表(11.6 / 11.8 クラサス武道スポーツセンター/大分)
| 役職 | 氏名 |
|---|---|
| 団長 | 吉川智貴 |
| 監督 | 高橋 健介 |
| コーチ | 谷本 俊介 |
| GKコーチ | 内山 慶太郎 |
| コーチ/フィジカルコーチ | 佐藤 亮 |
| コンディショニング | 内部 亮 |
| テクニカルスタッフ | ⼭崎 雄太 |
| ポジション | No. | 選手名 | 所属 |
|---|---|---|---|
| GK | 2 | 関口 優志 | シュライカー大阪 |
| GK | 1 | 田淵 広史 | 名古屋オーシャンズ |
| FIXO | 4 | 内村 俊太 | 湘南ベルマーレ |
| ALA | 12 | 水谷 颯真 | バサジィ大分 |
| ALA | 14 | 内田 隼太 | マグナショタ(スペイン) |
| PIVO | 11 | 清水 和也 | 名古屋オーシャンズ |
| ALA | 5 | 菅谷 知寿 | バルドラール浦安 |
| ALA / FIXO | 6 | 石田 健太郎 | 名古屋オーシャンズ |
| ALA | 8 | 堤 優太 | 名古屋オーシャンズ |
| FIXO | 3 | 山田 凱斗 | しながわシティ |
| ALA | 13 | 礒貝 飛那大 | ペスカドーラ町田 |
| PIVO | 9 | 毛利 元亮 | ペスカドーラ町田 |
| ALA | 10 | 金澤 空 | 名古屋オーシャンズ |
| ALA | 7 | 山中 翔斗 | ペスカドーラ町田 |
| FIXO | 15 | 伊集 龍二 | 名古屋オーシャンズ |
| PIVO | 16 | 柴山 圭吾 | バルドラール浦安 |
■スケジュール
| 日程 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 11月2日(月) | PM | 集合 / トレーニング |
| 11月3日(火) | AM / PM | トレーニング |
| 11月4日(水) | AM / PM | トレーニング |
| 11月5日(木) | PM | 公式練習 |
| 11月6日(金) | 19:00 | 国際親善試合 第1戦 vs.フットサルモロッコ代表 |
| 11月7日(土) | PM | リカバリー |
| 11月8日(日) | 13:00 | 国際親善試合 第2戦 vs.フットサルモロッコ代表 |
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