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作成日時:2021.04.30
更新日時:2021.04.30

【SAL編集部が突撃!春のショップ訪問】ギャラリー・2渋谷店店長に聞く、最新フットサル事情2021

PHOTO BY本田好伸

未曾有のパンデミックの影響はスポーツ界にも例外なく広がり、見る人も、プレーヤーも、以前と同じように楽しむ機会を失ってしまった。でも、制限があるからこそ、想いはさらに募る。「フットサルがしたい!」と。

コロナ禍に入る以前から、競技人口の減少や人気低迷が叫ばれてきたが、それでもなお、フットサルを楽しむ人は多い。そんな今だからこそ、より多くの人に向けて、フットサルの楽しみ方を伝えたいと思います。

トレンドのど真ん中、東京・渋谷に拠点を構え、今年で創業40周年を迎える“スポーツ超専門店”「GALLERY・2」を訪ね、野中光陽店長に最近の動向やオススメのアイテムなど、最新のフットサル事情を聞きました!

渋谷発のフットサル専門店が一押しするメーカーは?

──コロナの影響もあるなか、ショップ目線で見る最近のフットサルはどんな状況ですか?

そうですね。やはりコロナの影響もあって、昨年の2月、3月くらいから、メーカーさんも生産量を減らしましたし、カラーバリエーションもどちらかと言えば落ち着いたものを出すようになりました。フットサルと言えば、いい意味で普通とは外したところでインパクトを出せる良さがあるのですが、そうしたものが減って王道感のある商品が増えたことで、差別化しづらくなっているかもしれませんね。それに、最近は、サッカーとフットサルの垣根がなくなっているので、あまり「フットサル」という線引きがなくなっているような印象があります。

──そうしたなか、渋谷店で人気のある商品やメーカーはありますか?

カラーリングやデザイン性というより「ブランドで買う」という人が増えているようにも思います。うちのお店では、都内であまり扱っていない「ルース・イ・ソンブラ」(LUZ e SOMBRA)や、ギャラリー・2で昔から発信してきた「アスレタ」(ATHLETA)あたりは人気があります。あとは、かわいさやデザインの異質さで人気がある「サッカージャンキー」(Soccer Junky)や、期間限定で店内入口にコーナーを設けている「ゴル」(gol.)なども際立っています。それ以外にも、ラクロスなど他競技の選手が、「ゴレアドール」(goleador)の蛍光色のプラクティスシャツを買い求めにいらっしゃるケースもあります。私たちは渋谷に拠点を構えるセレクトショップですから、お客さまには、こちらがお勧めする商品のなかから選んでもらい、満足して帰ってもらえたらうれしいですね。

創業40年の伝統と、楽しいスタッフに会いに行こう!

──オンラインが充実している現代で、お店で購入するメリットはなんでしょうか?

究極的な話をしてしまえば、どんな商品でも今はネットで購入できてしまいます。ギャラリー・2もオンラインショップがありますからね。それにコロナ禍は特に、たくさんのお客さまを集めることも難しい状況です。ですが、こうした状況下だからこそ、お店を構える意義を大切にしたいと思っています。それは一言で言えば「空間」です。

──空間ですか?

はい。お店に来た際に、「なんだこの店!」「うわーすごい!」「こんなのがあったんだ!」とか、ワクワクしてもらいたい。そうした商品構成、売り場づくりをしていく。もしかしたら、価格帯ということでは大型店にかなわないかもしれないですが、私たちはモノと空間を大切にしたいんです。今年で創業40年を迎えますが、この先50年、60年と続けていくためには、伝統を大事にしつつも、さまざまな変化を受け入れていく必要があると思っています。

──お店のスタッフの方も大事ですよね。

まさに、スタッフが楽しめていれば、それがお客さまにも伝わると思っています。「あの人がいるところで買いたい」とか、フラッと顔を見に来る、話をしに来るでもいいと思います。それに、フットサルのシューズなどは、プレーされる環境や頻度によってマッチする商品が違いますし、スタッフとコミュニケーションを取りながら、お客さまと一緒に最適な一足を探すお手伝いができます。ぜひ、スタッフにもどんどん声を掛けてもらいたいですね。

フットサルボールを選ぶなら「sfida」がオススメ!

──購入頻度は高くないかもしれないですが、フットサルではボール選びも重要ですよね。

そうですね。サッカーの場合、年度替わりの4月くらいにピークがあるのですが、フットサルの場合は年間を通して売れますから、必要なときに必要なものを購入されているイメージです。ボールは、わかりやすく価格帯でランクがあるのですが、最初はみなさん、値頃感のあるものを購入されていきます。でも、競技をされている方や、もう少し機能面の使い勝手を考え始めた方などは、「スフィーダ」(sfida)に手を伸ばす方が多いですね。「フットサルボール=sfida」の認知がかなり定着しているように感じます。

──デザイン性と機能性を兼ね備えていますよね。

長年、日本最高峰の競技フットサルの舞台でもあるFリーグの公式試合球に使われていることからもわかりますが、すごく信頼感がありますね。最新のボールもそうですが、縫い目がないことで真球性や蹴り心地を高めるサーマル製法や、しっかりとボールを捉えられる質感は、見た目ではわかりづらいと思います。でも、いいボールは、使っている人たちの間で広がっていくので、sfidaのボールは、気づいたら在庫が少なくなっている感じで、年間を通して売れていますね。

──シューズやボールを買うと、ついつい他のものを購入したくなってしまいますよね。

まさに、そこが私たちの狙いです(笑)。目的とは違うものでも、新しい発見をしてもらえるようにお店を演出していますから。

野中店長が最新の初夏ファッションを提案します!

──では、Fリーグと女子Fリーグの公式試合球でもあるsfidaの最新ボール「INFINITO APERTO」と、アパレルを組み合わせてご提案いただけたりしますか……?

もちろんです!男性はこんなイメージでどうでしょう?

女性は、シンプルながらも蛍光色を入れて華やかにピッチでプレーしてもらいたいですね!

お店に出掛け、仲間とフットサルを楽しもう!

──gol.のルーズなプラシャツはストリート感があってカッコイイですね。ありがとうございます!

ぜひ、他にもいろんな商品を見て行ってくださいね。例えば、「クレイジーキャッチ」は、ボールがリバウンドしてくるので一人でも練習できるアイテムですが、ちょっとした待ち時間に子どもたちに蹴ってもらおうと置いておいたら、問い合わせが増えたので仕入れることにしました(笑)。他にも、紐付きのリフティングボール「タイガーショット」も自宅で遊べますし、コロナ禍でも活躍する商品です。それと、贈り物やインテリアとしても人気があるロングセラーの「FOOTBALL ZOO」や、レジ横に置いてある「サッカーボール美濃焼茶碗」など、ちょっと変わったアイテムもあります。それと、フットボーラーはみんな大好きな「ガラナ」も冷えていますよ(笑)。

──はい、ガラナは大好きです!今日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!あまり大きな声で来てくださいとは言えないご時世ですが、それでもやっぱり、ぜひお客さまに足を運んでいただけたらと思います。あのスタッフに会いたいとか、ぜひ、野中にも会いに来てください(笑)。笑顔と、ちょっとしたサービスがあるかもしれませんよ。

──それは楽しみですね!

フットサルは、Fリーグのようにトップカテゴリーの試合を見る楽しさもありますし、ショップとしては、プレーする楽しさもお伝えしたい。かわいい、もしくはかっこいいウェアを着て、お気に入りのシューズを履いて、デザイン性も機能性もあるボールを使って、仲間と一緒にゴールを目指す。やはり最高ですよね。コロナ禍で、なかなか蹴る機会を増やすことはできないと思いますが、そんな今だからこそ、蹴る楽しさを忘れないでほしいですね!

取材・写真・構成=本田好伸
取材協力=GALLERY・2sfida

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