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2022.09.08

得点王!代表監督熱視線!大会No.1プレーヤー【藤井学園寒川#10 三宅悠斗|Fに推したい高校生】

PHOTO BY河合拓

全日本U-18フットサル選手権大会は、これまでにも数多くのFリーガーや日本代表選手を輩出してきた。今大会に出場した選手のなかからも、今後、日本のトップレベルでプレーする選手が出てくる可能性は十分にある。

今大会には、ペスカドーラ町田U-18、フウガドールすみだファルコンズ、SBFCロンドリーナU-18、名古屋オーシャンズU-18、シュライカー大阪U-18と、過去最多となる5つのFリーグ育成組織のクラブが出場していた。今回は、すでにこの年代から育成組織で専門的にフットサルをプレーしている選手たちではなく、高校部活動で日常的にサッカーをプレーしている選手たちのなかから目を引いた5人の選手を、第1回大会から取材を続ける河合拓がピックアップした。

文・写真=河合拓

【Fに推したい高校生一覧】

友人に借りたシューズで得点王に

まずは大会終了直後、フットサル日本代表とU-20フットサル日本代表の監督を兼任している木暮賢一郎氏が直々に「今大会ナンバーワン選手」として、将来的にフットサル代表活動に参加する可能性を訪ねていた藤井学園寒川高校の三宅悠斗だ。

普段、サッカーをしている選手が、この大会に向けて初めてフットサルシューズを買ってプレーする例は少なくない。だが、このU-18フットサル選手権大会で、初めてフットサルをプレーしたレフティは、「めちゃめちゃ恥ずかしいのですが、予選から友達に借りているんです。まさか全国大会まで行くと思っていなくて……」と、県予選から全国大会の3位決定戦まで、友人に借りたというフットサルシューズでプレーし続けた。

そのプレーぶりは、まさに弘法筆を選ばず。全国大会では、初戦の高川学園高戦(15-1)で、いきなり4ゴールを叩き出すと、その後も飯塚高戦(7-3)で4得点、近江高校ビーパイレーツ戦(7-5)で2得点と、1次ラウンドで計10得点を挙げる。さらに決勝ラウンドでも、準々決勝の名古屋U-18戦(3-2)ではチームの全得点を一人で挙げ、第1回大会以来の決勝進出を目指す相手を打ち破った。

藤井学園寒川高は、ほとんど選手交代を行わずにフィールドプレーヤーは5、6人で戦っていたため、準決勝以降は三宅も疲労の色が濃く出ていた。それでも、準決勝の遊学館高校戦(3-5)でも1得点、3位決定戦の聖和学園高校フットサル部戦(3-4)でも1得点と、出場した全6試合で得点を挙げ、今大会最多となる15得点を叩き出している。

最大の魅力は、この得点能力。ゴール前でボールを受けると、確実にゴールマウスにボールを飛ばす。ボールを受けてからの反転のスピードも驚異的であり、さらにGKのタイミングを外す独特の間合いとリズムでシュートを放つため、ゴール前にGKがいても関係なくボールがネットを揺らすのだ。また、一瞬の爆発的な瞬発力は、最前線での守備でも生かされた。名古屋U-18との試合で挙げた決勝ゴールは、その賜物だ。少ない人数で戦った藤井学園寒川高のなかで、短時間ではあったがフィクソに入る時間帯があったことも付け加えておく。

近年では珍しく、大会前に進路としてフットサル選手になることを、まったく考えていなかった三宅だが、「高校サッカー選手権に一度、スイッチを切り替えますが、将来のことはしっかり考えたい」と、フットサルを続けることも視野に入れ始めていた。

 

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