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2021.09.22

【ブラジル戦前日WEB取材】「ピヴォのプレーは嫌というほど分析してきた」。皆本晃は、セレソン封じのキーマンとなれるか

PHOTO BYFIFA/Getty Images

フットサル日本代表は23日、FIFA フットサル ワールドカップ リトアニア 2021のラウンド16でブラジル代表と対戦する。屈強なピヴォに立ち向かう重責を担う皆本晃が前日会見に臨んだ。

皆本はここまで3試合で、多くの出場時間を得られていない。ただし、ピッチに立つ際には、明確に監督のオーダーを託されている。試合を、落ち着かせること。ベテランにしかできない役回りだ。

とはいえ、14日のグループ第1戦から、中2日で3試合をこなし、次で4試合目となるだけに、いよいよ総力戦で挑むべきフェーズにきている。つまり、ここまで出場時間が長くない選手のパフォーマンスが、試合を動かす──。

そう考えたとき、現状を考えれば皆本ほど背中を託せる選手はいない。相手は世界屈指のピヴォがそろう最強の攻撃陣。その威力を真っ向から受け止め、もしくは封じ、もしくはいなすために、皆本の力が絶対的に必要だろう。相手のピヴォを止めるだけに集中するのか、止めたうえで、攻撃の初動を繰り出せるのか。皆本の、ブラジル戦に臨む意気込みとは。


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ブラジル相手にはサプライズを起こせるかもしれない

──ラウンド16の相手がブラジルだとわかったときの心境は?

ラウンド16に上がっていくと、強豪とやることはあらかじめわかっていました。W杯を通してもそういうものだとわかっています。そのなかでも優勝候補のブラジルと当たるというワクワクした気持ちもありますし、ついにこういう戦いがきたなという気持ちがあります。

───負けて上がるよりは、勝つかせめて引き分けで上がりたかった気持ちはあると思いますが、今のチームの雰囲気は?

対戦相手がどこというよりも勝った上で上に上がりたかった気持ちが強いので、正直な話、相手がどこでということより、どこが相手でも勝って上がりたかったなと。(結果的には)勝っていたらアルゼンチンとの対戦だったので、どちらも強豪なので、どっちがとかはない。それは僕だけでなくみんながもっていた気持ちです。そういうところで、少し難しい雰囲気だったかもしれません。最初の目標の一つだったグループ突破を果たしたので、本来であればグループ突破を喜んでいいところで、試合直後は少しナーバスな気持ちで、ショックもありましたが、1日あって、ブルーノ監督からの話もありましたし、選手としてもここまでこれたということで、しっかり前を向いてやろうというところで、チームはまとまれているかなと思います。

──中2日スパンでの4試合目となります。出場時間が長い選手の疲労が溜まってくる時期。ここまで出場時間が長いわけではない選手がカギになると思うが。

やはり、グループは厳しい戦いでしたし、2試合は勝てていないですから、本当に難しい試合ばかりでした。疲労が確実にありました。パラグアイ戦でもそういう部分が最後に確実に出ていたと思います。ただ僕を含めた何選手かはなかなか出場時間が多くはないし、チームを助けられていない状況が間違いなくあると思います。次の試合でどこまで出場時間を伸ばしてチームを助けられるか、それは僕たちのパフォーマンスにもかかっているかなと。相手に戦えるということを見せないと出られないと思うので、しっかりと役割を果たしたいと思います。

──フィクソとして、いろんな選手を分析していると思うが、ブラジルのピヴォは世界的なスター。彼らをどう分析していますか?

3人か、4人と当たるかもしれないですよね。フェラオ、ホーシャ、ディエギーノ、あとピトも、ピヴォに入ってくると思います。もしかしたら初めて知った選手も多くいるかもしれないですが、僕たちは常日頃から、世界のトップの映像や情報を仕入れています。彼らがここまでどういう試合をしてきているかは、W杯で知ったわけではなく、長いこと見ながら研究しています。ただ現実として、対峙したことはない選手ばかりです。今の現役ブラジル代表とは、体感した情報はないのですが、過去に対戦した選手との経験を踏まえて、こういうものだという想像はつきます。どういうプレーが得意かは嫌というほど見ているので、日本の選手も勉強していて、「先週のフェラオのゴールすごかったよな」みたいな話を毎週のようにしています。情報はたくさんあるので、そこに対してできること、できないことはありますが、得意なことだけはやらせないように。すべてを止めることは不可能だと思いますが、フィクソとしては、彼らの得意な方向に生かせないで、やられてしまう部分はカバーして全員で止めていけばと思います。

──パラグアイやスペインとは、お互いに少し知った状態でした。ただ、ブラジルとは未経験の強豪となります。そこはこれまでの2試合とは違う?

そうですね“どれくらいか”というのは(未知数)。もちろん強いのはわかっていますが、対戦したことがない未知なことと、これくらいというのがわかっている状態では、かなり違うと思います。逆に、スペインやパラグアイは、向こうにも情報がバレていたので、日本のプレスやセットプレーを警戒してプレーしてきていたところも多かったですが、今回のブラジルは、向こうも僕たちがどれくらいやるかはわかっていないはず。今大会の映像を通じてしか見ていないかもしれないし、それ以外はほぼないと思う。なのでサプライズを起こせるかもしれない。こちらのメリットもあるので、そこをしっかりと生かしていきたいと思います。

──ブルーノ監督がブラジルを「巨大な相手」と表現した。実際に、対戦を迎えるにあたり、今の気持ちとして、ワクワクしている、楽しみなど、感情面ではどうでしょうか?

個人的なところで言うと、楽しみな部分もありますし、自分の仕事をしたいという半々くらい。強い相手とやるのは楽しみな部分も多い。W杯に出るということは、ブラジル、スペイン、アルゼンチンなど、そういうところに勝つつもりで準備してきました。これはずっと長いこと。「このプレーがブラジル相手にできるのか」「スペインに通用するのか」を常にイメージしてきた。対戦していなくても。フェラオをどう止めるかを考えていたので、ついに対峙する機会が訪れて楽しみです。でも、楽しんでばかりではいけない。勝つためにここに来ているので、半々くらい。

──歴史を変える一戦になると思うが、期待していていいでしょうか。

そういうチャンスがここに来たと思っています。ブラジルという、世界王者になる可能性が一番高いチームだとみんなわかっているので、そこに勝つことが、「歴史を変える」一番の近道。「日本フットサルを世界の主役へ」というところに向けた、大一番だと思っています。そこができるかどうかは明日にすべてかかっているので頑張ります。

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